学ぶには年を取り過ぎている人は、おそらくは常にそうだったのだろう。
─ヘンリー・ハスキンス
学ぼうとして学ぶよりも、気づいたら学んでいる方が学びの効果としては高い。
研修の場で理論やコツを知るよりも、現場で想定外の痛い目に遭う方が濃く深く突き刺さる。
その意味で「想定外」がうまく組み込まれている研修は良い研修と言える。
以下、『効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで』に紹介されていた「いい研修会」の条件。
1.会の雰囲気がいい──
・楽しい
・ワクワクする研修
・なんでも言える2.得るものがある──
・終わった後で充実感がある
・リフレッシュ
・選択がある3.発見や出合いがある──
・未知なるものとの出合いがある
・知り合いが増える
・幅広い参加者がいる
・人と人とのつながりが広がる4.参加者の主体的な参加──
・講師と参加者との上下関係がない
・みんなが参加できる
・参加の機会が均等に与えられる
・少数意見が取り上げられる5.講師ではなく、コーディネーターの存在
6.振り返りがある──
・自分の問題点が整理できて、新しい視点が得られる
・さらに、一歩進める7.目的の共有と達成が図れる──
・研修(内容)をつくり上げることができる
・研修に参加できない人たちも満足できる(→社会的満足)8.動きのある学び──
・講義だけじゃなくて、からだや五感を使う
・体験できる9.実践できる研修──
・理論に終わらないで、実践できるような研修10.研修で終わらず、つながる・広がる──
・参加者が主体的にかかわり、実践につなげられる
・研修会を通じて輪ができ、情報交換が継続する
・参加していない人たちに勧められる。誘いたくなる。
・得たものを他の人たちと共有できる11.参加しやすい条件──
・お金がかからない
・誰でも参加できる(託児・手話など)
» 効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで (PHP新書)