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たえず新しい情報に接することが習慣になっていると、忘れることも習慣になってしまう

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仕事と行動は頭脳を強くするが、過度の勉強は頭脳を弱くする。
─ボーン


植物に与える水は適量なら成長を促すが、やりすぎると腐らせてしまう。少々枯渇気味ぐらいの方がかえって多くを吸収することができる。

人間も、知りたい、理解したい、何とかしたい、という渇きのコールがかかるまで、たとえ無駄に思えても、野に出て自分の足で駆け回っていたほうがいいかもしれない。そうすれば、水のうまさがよくわかるから。

以下、『なぜ、ノウハウ本を実行できないのか―「わかる」を「できる」に変える本』より。

「つまり、こういうことですね。私たちは行動を変えようとするより、知識を増やそうとする。知識を得るのはたやすいから。そして、ネガティブな考え方が、得た知識を活用しようとする意欲をくじいてしまう」

渇いてなくても、水を飲む(知識を増やす)ことがやめられない。水を飲むのをやめたら、少なくとも水を飲むよりも難しいことに取りかからないといけないから。

さらに畳みかける。

セミナーに出たり本を読んだりして、たえず新しい情報に接することが習慣になっていると、忘れることも習慣になってしまう。実践することではなく、新しいことを知るトレーニングばかりしている。すべきことの真逆をやっているわけです。


» なぜ、ノウハウ本を実行できないのか―「わかる」を「できる」に変える本