習慣は必要に応じて一日の中で動かせるようにしておくといい。ランチ前に置いている習慣が、何かの事情でできない日には、それを朝一番やランチ後に動かせるようにしておくと、途切れさせずに済む。
そのためには動かした時に前後の予定や習慣が何ら影響を受けないように、パッケージ化しておく必要がある。
パッケージには習慣を構成する複数のアクションが含まれている。
パッケージ化しておくことで、時間帯に縛られることなく、いつでもすぐに「いつもの感じ」を手にすることができるようになる。
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1989年の事例を見ても、パイロットは驚くほどチェックリストを信頼していた。破片は飛び、音はすさまじく、恐ろしい状況だった。パイロットたちは緊張と不安で一杯だったはずだ。
酸素の問題以外にも、気にしなければならないことは山ほどあった。機体の破片が入って三番エンジンが止まり、四番エンジンにも破片が当たって火災が起きてしまった。フラップの外縁部もダメージを受けていた。
コックピットにいるパイロットたちは、まだ何が起きたのかわかっておらず、爆弾が爆発したのかと思っていた。損傷の度合いも把握できていなかった。
それでも彼らはやるべきことをやらなくてはならなかった。壊れたエンジンを停止し、管制部に連絡し、安全な高度まで降り、機体をどの程度操れるかを確かめ、数々のアラームや警告灯に適切に対応し、機を海に捨てるのか、それともホノルルに戻るのか判断しなくてはならなかった。
彼らは自分たちの本能よりも、チェックリストを信用した。(p.140)
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