1996年11月某日。当時所属していた会社のチームでバーベキュー大会が行われた。
入社1年目だったことでいろいろと気を遣い、何を食べたり飲んだりしたのか、どんな会話をかわしたのかなどはいっさい思い出せず、ただひたすら気疲れしたという印象しか残っていない。
その日は夕方の明るいうちに帰宅でき、着替えて一人の時間に戻れた時、心底ホッとした。
この時の気持ちは17年たった今でも鮮明に覚えている。
自宅で一人で過ごすことに快適さと心地よさを覚えるというベースがあるからこそ、今のような終日誰とも話さずに自宅で仕事をするスタイルを継続できているのだと思う。
いまこの文章は、当時の日記を読み返しながら書いている。
自分にとってどんな環境が心地よく感じられるのかを、ちょっとした一文でもいいので書き残しておくと、それが将来の心地よい環境作りの指針になる。
間違った環境に身を置くという失敗が避けられる。
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私たちの性格はまた、人づきあいのスタイルをも左右する。外向型はディナーパーティに活気をもたらし、あなたのさほどおもしろくもないジョークに大声で笑ってくれる。
積極的で、主導的で、仲間を強く求める。考えをそのまま口に出し、即座に実行する。聴くよりもしゃべるほうを好み、言葉に詰まることはめったになく、思ってもいないことを衝動的に口にしてしまうことがある。
他人と衝突するのはいとわないが、孤独は大嫌いだ。
対照的に、内向型は社交スキルが豊かでパーティや仕事のつきあいを楽しむ人もいるにはいるが、しばらくすると、家でパジャマ姿になりたいと感じる。
かぎられた親しい友人や、同僚や、家族との関係に全エネルギーをそそぎたいと思っている。しゃべるよりも聴くほうを好み、ゆっくり考えてからしゃべり、会話よりも書くほうが自分をうまく表現できると感じることが多い。
衝突を嫌う傾向がある。無駄話にはぞっとするが、深い対話を楽しむ。
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