何も考えなくても機械的にできるようになることで時間と気力を節約できるようになる。
一度その状態に入れば、少ない手間と時間でいつも通りの成果が得られるので魅力的に思える反面、それはとりもなおさずマンネリに陥ることを意味するのではないか、あるいは考えなくてもできるようになることは本当に目指すべきものなのか疑問である、という意見はあるかもしれない。
そこで必要になってくるのが、機械的にできるようになったほうが良いことと、その都度考えながら手間をかけてやったほうが良いこととの峻別。
後者は「やりたいこと」であり前者は「やるべきこと」「やらざるをえないこと」である。
「やりたいこと」にかける時間を最大化するために「やるべきこと」「やらざるをえないこと」にとられる時間を最適化する。
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習慣はすべて後天性である。幸いにも悪しき習慣はあとから取り除くことができるし、かわりによい習慣を取り入れられるのだ。つまり、充分な時間と労力をかけて学ぶことを厭わなければ、どんな習慣でも身につけられる。
習慣とは刺激に対する無意識反応、または条件反応である。よかれ悪しかれ、一度身につけたら、考えたり努力をせずに、無理なく簡単にできることが習慣である。ある行動がいったん習慣化すると、無意識のうちにコントロールできるようになる。(p.36)