あってもいいオンラインサービス

更新日 2018 年 11 月 6 日
投稿日 2005 年 8 月 12 日
著者大橋悦夫
カテゴリー Journal

パソコンとインターネットなしには仕事が成り立たなくなって久しい今日この頃、よく使うサービスがどんどんネット上でも使えるようになってきて、とても便利な世の中になったものだなーと思います。その半面、人と言葉を交わす機会が減ってきているのがちょっと気にはなりますが。。

で、今週の「発想七日！」のお題は「あってもいいオンラインサービス」。

「あってもいいと思う（のにまだ存在しない）オンラインサービス」
はありますか？

既存のサービスのオンライン版。
ネットならではの新しいサービス。
発想が許す限りワガママにいきましょう。
いくつでもOKです。現在の技術では無理っぽくても可。
存在しないことを確認する必要はありません。自由にどうぞ。

まずは、「オンライン」と「サービス」に分けて考えてみます。

オンラインというからには、ネットにつながっている必要があります。

１．パソコンのある自宅
２．パソコンのあるオフィス
３．無線LANの入っているカフェ
４．携帯の電波が通じるあらゆる場所

上記以外の場所・シチュエーションがオフラインで、そこでは受けることができないサービスということになります。

次に、サービスというからには、自分でやってもよいのだけど、

１．時間がなかったり、
２．面倒だったり、
３．専門知識が不足していたり、

といった理由でお金を払ってでも誰かにやってもらうようなことですね。本来自分がすべきことまで誰かに頼んだらダメですけど。

そう考えると、あるとうれしいオンラインサービスというのは、

１．インターネットもしくは携帯電話が通じるところで
２．自分でもできるが、自分がしなくてもよいこと、あるいは
３．自分では到底できないようなこと、

を代行してくれるものということが条件になりそうです。

次に、既存のオンラインサービスで、上記の条件を満たしていて、うれしいなーと思っている、あるいはよく使っているサービスを思い起こしてみると、

１．アマゾン
　　・書評を参考に本やCD、DVDを選ぶことができる
　　・自宅またはオフィスまで届けてくれる
　　・不要になったらマーケットプレイスで売ることができる

２．アスクル
　　・あちこちのお店に出向くことなくワンストップでいろいろ買える
　　・自宅またはオフィスまで届けてくれる

３．クロネコメール便
　　・荷物を発送する際に、集配所やコンビニに持ち込まなくても集荷に来てくれる

などがあります。キーワードは「居ながらにして」。つまり、自分が動くことなく受けられるサービスということになります。でも、１つだけ欠点を挙げるとすれば、「居ないとけいない」こと。

宅配だから当然といえば当然なのですが、配送予定日は家に居る予定だったけど急に予定が変わって外出しないといけなくなる場合もあります。後で再配達（これもオンラインで手配できますね）してもらえば済むことですが、急を要する荷物だったり、その荷物の受け取りが仕事上でクリティカルパスに位置していたりすると、ちょっと困ったことになります（荷物の追跡機能はありますが、それはどこにあるかがわかるだけですし）。

そこで、届く予定の荷物を希望の場所に転送依頼ができるオンラインサービスがあるといいかな、と思います。

１．もちろん、パソコンからでもケータイからでもアクセス可能。
２．不在通知の代わりに、予め登録しておいた携帯メール宛てにメールが届く
３．そのメールに返信することで転送が開始される
４．第３の場所を指定することも可能

ケータイにGPSが搭載されていれば、現在位置は自動的に宅配会社に送られるので、場所の指定も簡単です。荷物が来るのを待つのではなく、荷物に来させる（物流会社が悲鳴を上げそうですが…）、という発想の転換。

なんというか、ユビキタス・荷物？

ちょっと脱線しますが、このように今まで縁遠かったモノ同士をあえて組み合わせてみると新しいサービスが生まれるような気がしています。それは、以下のサイトを見ればよくわかります。

○古今東西製品情報

http://www.seihin.com/

紹介されている製品は、異質なものの組み合わせに端を発しているものばかりです。

例えば、

　ネクタイ＋傘。
　http://www.seihin.com/archives/000175.html

　ポケット付きティーカップ
　http://www.seihin.com/archives/000988.html

　靴サイズも計れる体重計
　http://www.seihin.com/archives/000978.html