目標の達成やプロジェクトの完了を、なぜできないかという、「小さな声」があなたに与える言い訳のすべてを書き出してみる。これらの言い訳のほとんどは「しかし」で始まる。例をいくつか挙げてみよう。
「この目標を達成したい。
・・・・・・しかし、時間がない」
・・・・・・しかし、予算がない」
・・・・・・しかし、手伝ってくれる人が誰もいない」
・・・・・・しかし、必要な設備がない」
・・・・・・しかし、自分自身で結論を出さなければならない」
・・・・・・しかし、ミスを犯してしまうかもしれない」
・・・・・・しかし、何をすれば良いのか分からない」これらが「しかし」で始まる言い訳である。「小さな声」があなたに与えるこのような言い訳のすべてをリスト化すると、それらのほとんどがどれだけ馬鹿げているかが分かる。
もしその言い訳が正しかった場合、どのような最悪の事態が起こるか自問してみて欲しい。すると、これらの最悪の事態がそんなに悪いものではないと気がつくだろう。(p.161)
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