たとえば、セス・ゴーディンの『「紫の牛」を売れ!』(ダイヤモンド社)の内容を自分のものにしたいと思ったとしたら、ただ読むだけではなく、その本に書かれたマーケティングの要点を「問いかけリスト」にして、「日常的に使えるツール」に落とし込みます。
「オタクに集中せよ」と書かれていたら、自分のマーケットにおけるオタクは誰かを問いにします。(略)
他にも「選んだ顧客にのみ商品に提供せよ」と書かれてあれば、「選んだ顧客にのみ商品を提供しているか?」と問いかけ、そのとおりにできていたら「○」。できていなければ「×」をつけていきます。(略)
本を読むときは「そうか、こうするのか」という内容を学ぶのではなく「ではそのためにはどうしたらいいか」という問いを学びましょう。
1冊の本から「問いかけリスト」をつくり、問いに答えていけば、自ずと発想が生まれるはずなのです。(p.193)
- やめる:本から「内容」を学ぶ
- 始める:本から「発想」を学ぶ