人は、「過去の自分の体験」と「正しい理論」がつながったとき、望むべき結果に対する大きなモチベーションが発揮されます。(中略)
勉強のやる気が出ないときに「なぜ勉強するのか?」という勉強する理由を考えて、モチベーションを高めたことがあるかもしれません。これからは、ひとつの方向からだけではなく、原因・目的・理論の3方向から「なぜ?」を考えてみましょう。
まず勉強する「原因」ですが、勉強する「元」になったものを探ります。たとえば「英語を話せなくて悔しい体験をした」などです。次に「目的」です。「仕事の幅を広げて給料を上げたい」などです。そして「理論」。これは感情ではなく、客観的に勉強するとどうなるのか、を分析します。「英語ができることは国際化の波において有利」といった理由が出てくるでしょう。(p.59)
- やめる:「なぜそれをするのか?」を考える
- 始める:「なぜ?」を原因・目的・理論の3方向から考える