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ビジネス心理
「時間が増えた感じ」を手に入れる
時間は製造できません。24時間は、やり方によっては25時間にも、48時間にもできる、という言い方がありますが、実質的には比喩でしかありません。 時間を「作る」ことや「増やす」ことができない以上、時間との戦い方は二つしかないように思えます。 1 作業ペースを速める 2 やることを減らす -
ビジネス心理
記憶を鍛える10の方法
記憶力というのは、はたして何が何でも鍛えるべきものなのかどうか、私にはよくわからない点もあるのですが、「記憶の衰え」とか「記憶力を鍛える」というテーマは、永遠のテーマといった様子ですから、切実な問題なのでしょう。 最近、ネットを適当にぶらついていたところ、上記のタイトルの、きわめて率直な「記憶力を鍛える記事」が見つかりました。英文サイトですが、効果がありそうで、簡単にできるもののみを抜粋します。 -
ビジネス心理
心理ハック インセンティブのメッセージをよく考える
・フィットネスで走ったら、自分へのご褒美にアイス ・仕事を先延ばしにしたら、自分への罰として翌朝早起きする ・絵を描いたらご褒美としておやつをあげる(子供に) ・遅れてきたら、罰金一〇〇〇円 ・違法駐車には罰金三万円 このようなメッセージをときどき見聞きしますが、自分ルールにせよ他人からの縛りがあるにせよ、インセンティブや罰を使うときには注意が必要です。というのも、人は解釈する生き物だからです。 -
ビジネス心理
心理ハック 説得的コミュニケーションで、自分自身を説得する
・フット・イン・ザ・ドア ・ドア・イン・ザ・フェイス のふたつは、社会心理学でしばしば登場する、他人を説得するための方法です。簡単に説明すると、上の「フット・イン・ザ・ドア」のほうは、「ちょっと来て」と非常に簡単な要請を受け入れさせ(ちょっと、来る)てから、たたみかけるように説得し、最後に本当の頼み事を引き受けさせるという、やり方です。 -
ビジネス心理
心理ハック−他人に仕事を手伝ってもらうときのいくつかのポイント
決して社交的とは言えない私のような人間にとって、『ひとりで抱え込まない仕事術』(リチャード・アクセルロッド/エミリー・アクセルロッド/ジュリー・ビードン/ロバート・ジェイコブズ著、森口美由紀訳、ダイヤモンド社)のような薄くて親切な本は、重宝します。(それにしても、著者が多いですね)。 -
ビジネス心理
心理ハック−英単語を暗記する7つのコツ
今週の『ニューズウィーク日本語版』に、「7つのコツで語彙力アップ」という特集記事があり、内容は「記憶のメカニズムにのっとった「使える単語」の効率的な覚え方」とのこと。何となく考えさせられる記事でしたので、引用しながら「記憶のメカニズム」についても、思ったところを書いておきます。 -
ビジネス心理
EM・ONE体験レポート
本日は、どこも「心理ハック」ではないのですが、一応これは週連載形式で、このタイトルを目印とされている方もいらっしゃいますので、タイトルはご容赦ください。 さて、今日の記事は巷によくある「試用レポート」。一部話題になっている、 EM・ONEですが、これはなんと呼んだらいいのでしょう?電話はできないのでケータイでもPHSでもないことになりそうですが、コンセプトとしてはウィルコムのW-ZERO3とよく似ている、と思います。 -
ビジネス心理
時間の「貯蓄」を考える
人間には(たぶん人間だけではないのでしょうが)「現状維持バイアス」という心理があります。 わかりやすいのがギャンブルで、持ち金1万円で始めたとすると、1万5千円の時には、いつでもギャンブルから離れられる気持ちになり、反対に5千円になると、少なくとも1万円まで戻さなければやめられないと思う、そういう心理的傾向を指摘した言葉です。 -
ビジネス心理
心理ハック ノイズを上手に活かしたい
多くの人にとってはどうということもない記事かもしれませんが、今週号の『ニューズ・ウィーク』(日本語版)の記事、「秩序が安定を導くという幻想」は、私にとってはいささかショックでした。 -
ビジネス心理
「驚異の記憶力」を誰もが手にした世界では〜
映画『レインマン』をごらんになったでしょうか? この映画には、ウィスコンシン大学のD・A・トレッファートという精神科医がアドバイザーをつとめています。というのも、ごらんになった方にはおわかりかと思いますが、トレッファートは「サヴァン症候群」という希な発達障害を、専門に研究しているからです。 「レインマン」のモデルとなった、キム・ピークというサヴァン症候群を患っている男性は、発達障害でありながら、驚異的な記憶力を有しています。キムは読み終えた本を逆さまにして書棚に収めているとのことですが、その逆さまになっている本については、すべての内容を暗記していて、その冊数は九千冊に及ぶと言われています。 -
ビジネス心理
心理ハック〜「仕事へのやる気」を消耗しない方法
先日、取材にお答えする機会があったのですが、その中で「やる気」という言葉はかなり曖昧で、文脈によって微妙に意味がずれるということを、教わりました。 そこで今日はまず、今日主題とする「やる気」の定義から入りたいと思います。 今日話題にする「やる気」は、通常私が取り上げている「やる気」とはちがい、「物事に取りかかる時に必要な気持ち」ではなくて、「この仕事(会社組織)なら、やっていけるかな・・・」という方の、ときどき「会社への忠誠心」と呼ばれる類の「やる気」です。 -
ビジネス心理
心理ハック 仕事量=時間×やる気?
実際には、表題ほど単純なものではありませんが、それでも仕事内容によっては、時間がたくさんあって、しかもやる気がその間に切れない限り、仕事の総量は積み上がっていくでしょう。 横軸に時間、縦軸に「やる気」をとった、平面のグラフを考えますと、「仕事量」は面積図で表せるでしょう。以下のような感じになるでしょうか? (以下は、かつて私がまとめたレポート、「仕事量と時間と精神エネルギーの関係」を簡略化したものです)。 -
ビジネス心理
心理ハック 「うつ」を予防できるとしたら
初めまして、佐々木正悟です。 今日から、毎週木曜日だけ、「シゴタノ!」のエントリを書いていくことになりました。 どうぞよろしくお願いします。 私は「たぶん」うつになったことのある人間です。たぶんというのは、「うつ」らしかった時期に、そういう診断を受けずにきたから、正確なところはわからないのです。ただ、後から考えてみると、そういえば大学生の自分は、「うつ」だったのだろうな、と思えるだけのことです。 2007年2月2日付けでITmediaの記事は、「「うつ」にならない、繰り返さない」というものでした。記事の最後には、「予防のためのヒント」とあって、3項目が挙げられています。 要約すると、次のような内容です。