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EM・ONE体験レポート

本日は、どこも「心理ハック」ではないのですが、一応これは週連載形式で、このタイトルを目印とされている方もいらっしゃいますので、タイトルはご容赦ください。

さて、今日の記事は巷によくある「試用レポート」。一部話題になっている、
EM・ONEですが、これはなんと呼んだらいいのでしょう?電話はできないのでケータイでもPHSでもないことになりそうですが、コンセプトとしてはウィルコムのW-ZERO3とよく似ている、と思います。

使ってまず初めに感じたことは、なんと言ってもキータッチの良さです。個人差はあると思いますが、私は指が太くて手が大きい方ですから、モバイルのキー押しでは苦労させられます。この機種は、そうした苦労がほとんどありません。唯一ちょっと苦労するのが、なぜか「スペースキー」が押しにくいことくらいでしょうか。ここも、慣れれば問題ないです。

もう一つ、非常に好印象だったのが、リセットボタンがキーボードの横についていることです。Windows Mobileは、私の使い方にも問題があるのかもしれませんが、結構リセットボタンを必要としますので、これが押しやすいと非常に助かります。当たり前といえば当たり前だったのでしょうが、いままではよくウラぶたを開けないとなりませんでした。頻繁にウラぶたを開け閉めするのは面倒なものです。

もちろん、買った当初から無線LAN内蔵なので、私は家ですぐインターネットに接続できた点や、外出していても課金を気にせず、インターネットができたところも、言うことなしです。「モバイル・ブロードバンド」は、言うことなしというほど高速とは感じられませんでしたが、許容範囲だと思います。

重さ(約250g)や大きさについても、この内容で文句をつける気にはまったくなりません。バッテリー(公称約4時間)も、これで困ることはありません。もっとも私は「ワンセグ」をほとんど使いませんし、現実には外出先でのインターネット通信もほとんどしませんから、それでもバッテリーがもたないようでは、問題があるとも言えますが。

と、ここまではべた褒めに近いですが、これは率直な感想です。ただ、上記のような私が「べた褒め」している諸点は、こういう機器を使う上で、きわめてベーシックなポイントだと思います。これらの内の1つだけでも最低レベルを満たしていなければ(たとえば電池がすぐ切れるとか、キータッチがまったく使えないとか)、ふつうに活用することはどだい無理です。もちろんたとえベーシックでも、上記全部を満たすのが全然容易でないことは、理解できますが。

一転して以下は、少々残念だったところ。だからといって使うのをやめる気は毛頭ないので、蛇足とも言えます。

・やはり動作が「ゆっくり」なところ→高速化する「ハックス」が存在することは容易に想像できますが、ウィンドウズモバイルではやや痛い目を見てきているだけに、あまり「工夫」したくないのが正直なところです。

・標準の「予定表」が「…」なところ→これも「さいすけ」辺りとチェンジすればいいだけなのでしょうが。

・クレイドルがオプションであるところ→買います。

・正面で持つと、スタイラスペンが左側に収納されるところ→個人的には、右側であって欲しかったのですが、まあ細かい点です。

なお、これも蛇足ですが、OUTLOOK2007と同期をとると、手書きのメモをPC側でも開くことができます。ただし、プレビューでは見られません。