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Fitbit ChargeHRを使い始めて改めて腑に落ちた、結果を出すうえで記録や計測が役に立つ理由




目に見えないレールに導かれるように。



Fitbit ChargeHRの購入と、それまでの経緯

大橋悦夫こちらの一連の記事に触発されて、5月6日(水)にFitbit ChargeHRを購入しました。
当日中に届き、以来足かけ5日間ずっと装着し続けています。

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この類のアイテムとして最初に購入したのは、2012年6月29日、Nike+FuelBandでしたが、ほどなくして飽きてしまい(独自のFuelという単位がしっくりこなかったのかも)装着しなくなりました。

その後、数年のブランクを経て、2014年10月9日、ふと思い立ってWithings Pulseを購入(以下、Pulse)。コンパクトなサイズが気に入り、その後も使い続けています。

» Withings Pulse アクティビティトラッカー + 睡眠、心拍計 並行輸入品


Pulseの主な機能は以下の通り。

  • 万歩計
  • 歩行距離
  • カロリー消費量
  • 心拍数の測定(手動計測)
  • 睡眠の解析(手動計測)

腕に装着する Nike+FuelBand や Fitbit ChargeHR と違い、(ズボンのポケットに入れておくなどして)持ち歩くだけで良いのが特長です。

ただし、睡眠の解析は専用のバンドで腕に固定したうえで、手動で「睡眠モード」のオン・オフを行なう必要があります。また、心拍数の測定も、やはり手動で「測定」のための操作を行なう必要があります。

Withingsというアプリで計測した各種データをグラフとともに閲覧できます。ウェブのマイページもあります。


一方、今回購入したFitbit ChargeHRは、腕に装着する必要はありますが、その代わり睡眠と心拍数は特に操作をしなくても、自動的に計測をしてくれます。

睡眠は自動的に睡眠の状態を検知しますし(手動で睡眠記録の開始・終了することもできます)、心拍数は常時測定します。

Fitbit ChargeHRの主な機能は以下の通り。

  • 万歩計
  • 歩行距離
  • カロリー消費量
  • 心拍数の測定(常時計測)
  • 睡眠の解析(自動計測)

Fitbitというアプリで、やはり計測した各種データをグラフとともに閲覧できます。ウェブのマイページもあります。

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つまり、ほぼ同じことが同じようにできます。

そもそも、このような計測具を身につけるのは何のためなのか?

一言でいえば、自分の活動を数値として記録し、その変化を追いかけることで行動の改善に役立てたい、ということになります。

「行動の改善」の先には「習慣の改善」があり、さらにその先には習慣の改善によってしか得られない「望ましい結果」が控えています。

例えば、「体重を65kg以下にする」という結果は習慣の改善によってしか得られないものの1つでしょう。

この結果を意識することで「毎日1万歩以上歩く」という習慣が発動し、「消費カロリーと摂取カロリーの差を500kcalに抑える」というコントロール目標が設定されます。

この目標を達成するためには常に「現在値」の把握が欠かせません。

車の運転でいえば、ダッシュボードです。

アクセルを踏み込めば、速度計の針がぐぐっと振れて、速度の「現在値」が更新されます。踏み込みの強さを調整するには、どれぐらい踏み込んだら速度がどれだけ変化するのか、自分の行動と、これに対するフィードバック、すなわち「現在値」を把握する必要があるわけです。

行動の改善におけるダッシュボードにあたるものが、PulseでありFitbit ChargeHRです。

PulseやFitbit ChargeHRが提供してくれるもの

『パフォーマンス・マネジメント』という本に以下のようなくだりがあります。いわゆるカナヅチな女性である小西に南田が泳ぎ方をレッスンする、というものです。

標的行動が起こりやすいように合図や指示、ヒントを出すのがプロンプトである。プロンプトはクイズのヒントのように言語的なものもあれば、鉄棒で逆上がりを補助するように身体的なものもある。

ばた足の練習で、直前にフィードバックしたことが守られていなかったときには、南田は指示棒で小西の体の一部を軽く触れた。そうすることで適切な行動が現れることを狙ったのだ。

標的行動が身につくにつれてプロンプトを次第に出さなくする技法をフェイディングという。南田は小西のフォームが安定するのを見計らって、指示棒の使用を徐々に止めていった。

子供の頃に使ったひらがなの練習帳を覚えているだろうか? 最初は太い線で書かれた文字の上をなぞるようになっていて、その練習が終わると、次は細い線、次は点線というように、徐々に手がかりを減らして練習していく。

最後は手がかりなしでひらがなが書けるようになる。あの練習帳はプロンプトとフェイディングの技法を使っているのだ。

例えば、「毎日1万歩以上歩く」という習慣を継続するためには、「現時点で何歩歩いているか?」が把握できている必要があります。夜9時の時点で「8000歩」であれば、残り2000歩を上乗せしなければなりません。

このときの「残り2000歩」という具体的なゴールが、行動を後押ししてくれます。上記引用でいえば「プロンプト」に当たるでしょう。

この後押しがなければ、「まぁ、今日は自分的にはけっこう歩いたから、もういいかな」という判断に傾きやすくなります。もちろん、8000歩と1万歩の違いは長い目でみれば微々たるものかもしれません。

それでも、この差にこだわることで、行動に対する優先度が上がります。

足りない2000歩の穴を埋めて1万歩に満たす、ということ以上に「歩く」という行動に対する意識が高まるのです。

一度この意識が高まってしまえば、その後は「1万歩以上歩く」という習慣が続けやすくなります。この習慣の核となる「歩く」という行動が繰り出しやすくなるからです。

あたかも目に見えないレールの上歩いているかのようです。



必然的に、欲している「結果」の入手可能性も高まることになります。

これは「記録」や「計測」の持つ牽引力のなせるわざ、といえます。

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» パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学


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