先日、土橋正さんとお話する機会があり、仕事で工夫していることや、使っている文具などについて情報交換をしました。土橋さんとは、『Life Hacks PRESS vol.2』の対談でもご一緒させていただいています。
土橋さんは、オールアバウトでステーショナリーガイドを担当されている、いわば文具のコンシェルジュ。
そんな土橋さんからお聞きした中で今回特に興味深かったのが以下の「時間管理術」です。
一日のスケジュールを円グラフで管理
ほとんど説明は不要かと思いますが、2つの円を用意して、左の円を午前中、右の円を午後〜夜に割り当てて、一日のスケジュールを面積で把握できるようにするわけです。こうすることで、「パイ」の大きさによって各予定の重さが視覚化されますから、一日の見通しを得る上で役に立つのはもちろん、実際に予定通りできたかどうかを確認する(「パイ」を塗りつぶす)のも簡単にできますね。前者が予習なら、後者は復習という位置づけになるでしょう。
土橋さん自身がこのメソッドを解説しているのが以下のページ。
» 時計式 ToDo管理術 ポスト・イット オンラインプリント i-Note
そこで、今回の文字盤にひとつひとつのToDoを入れてみようと考えてみた。
わざわざそんなことしなくても、
例えば、時間軸のあるバーチカルタイプのスケジュール帳に
ひとつひとつのToDoを入れれば同じではあるまいか。
それも確かにアリだと思う。しかし、私はビジュアルで訴えかけてくれるという点がひとつ大切だと考えている。
バーチカルだと、縦に時間が流れていく。
しかし、私の頭の中にすでにある時間の流れはというものは、
縦ではなく、時計のようにグルグルと回っている。しかも、針が指し示す
例えば3時とか6時のほうが、
ビジュアル的に緊迫感を持って迫り来る感じがある。仮に3時に締め切りがあった場合
同じ2:50でも
デジタル時計で見たときと、アナログ時計で見たときでは
やはりアナログのほうが伝わり方が全然違うと思う。こうしたことを利用して、
自分のおしりをたたこうというのが、今回の方法。名付けて「時計式 ToDo管理術」。
これを見て、すぐに思い出したのが、百式の田口さん考案のバブルマップです。
» バブルマップのすすめ 〜 ストレスすっきり解消型ToDo管理手法 〜 | IDEA*IDEA
つまり「いやーな感じがするToDoは大きく、そうでないToDoは小さく」バブル形式で書いていくのだ。これを朝につくってその日の終わりにレビューする。
土橋さんの「円グラフメソッド」は、バブルマップの「視覚化」の効用に加えて、いつどのタイミングでその予定(あるいはタスク)が行われるかを確認できる「時系列」の機能も合わせ持っているといえそうです。