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必要な情報には導かれるようにしてしか出会えない



大橋悦夫NHKプラスで「プロフェッショナル『庵野秀明スペシャル』」を都合2回ほど観て、いろいろと感じるところがあった。

1回目は3月26日(金)に見ていて、以下のようなツイートをした。



その後、たまたまTwitterで流れて来た以下の動画を見て、その内容が実に良い補助線となった。


動画の内容をざっくりまとめると以下の通り。

  • 世の中にはマップラバーとマップヘイターの2種類がいる
  • マップラバーは地図が好きな人であり、まず地図で全体像と現在地を把握したうえで目的地に向かう
  • 勉強や調査が好きな人
  • マップヘイターは地図も現在地も確認せずに目に見えるものを頼りにずんずん進んでちゃんと目的地に到達する
  • そもそも人の細胞はマップヘイター的で、その形勢過程で全体像を知らないままに身近にある細胞たちとコミュニケーションをとりながら各々が別の器官になっていく
  • 福岡伸一さんは偶然出会った1冊の本を起点にして、そこから導かれるように次々と新しい本に出会ってきた

本との出会いをマップヘイター的ととらえているようだが、自身はマップラバーであるという二重構造が面白い。

マップラバーとマップヘイターという言葉はこの動画で初めて知ったのだが、この2つのスタンスを知ったうえで、3月28日(日)に改めて「プロフェッショナル」の2回目に臨んだら、腑に落ちる発見があった。

その発見とは、庵野秀明さんの言動はもれなくマップヘイターのものであり、徹底してマップラバーなあり方を退けている、ということ。

この一致に気づいて「そういうことか!」と合点がいったので、改めてもう1回見てみようと思う。

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福岡伸一さんの本は『生物と無生物のあいだ』しか読んだことがなかったので、

本棚にあった以下の未読本も読んでみた。

たまたまこの本にマップラバーとマップヘイターの話が載っていて(第4章)、ふむふむと興味深く読み始めたら、そこには自分の引いた赤線があった。

なんと一度すでに読んでいたのだった…。

つまり、導かれるようにして再び出会いがもたらされたことになる。