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「好きな仕事」と「向いている仕事」の違い



大橋悦夫「努力すれば、報われる」 これを確信させてもらえたのが大学受験でした。

とはいえ、大学に入った途端にこの確信は揺らぐことになります。「努力すれば、報われることもある」と書き換わりました。

要するに、

  • 自分に向いていることなら、報われやすい。
  • 自分に向いていないことは、報われにくい。

ということです。

問題は、努力してみないことには向き不向きが分からないこと。

また、向いていることであっても取り組み方を間違えるとうまくいきません。

相対的な問題ですが、僕にとっては大学受験のような「続ける系」や「ためる系」の課題は比較的得意であり、成果を出しやすかったのですが、大学に入ってから取り組み始めた社交ダンスは「マスター系」であり、「続ける系」や「ためる系」のアプローチではうまくいかなかったわけです。

「続ける系」と「ためる系」と「マスター系」の違い


アプローチの問題以前に僕には社交ダンスは向いていなかったことは4年間やっても上達しなかったことからやはり「向いていなかった」のだと思います。

取り組み方は技術の問題なので、正しいやり方を学ぶことで向上させることができますが、向き不向きはいかんともしがたい。

従って、最も重要なことは早い段階で向き不向きを知ること。

社交ダンスはうまくいかなかった

大学に入って1ヶ月たち、大学生活にようやく慣れた頃、ちょうど今ごろの時期です。

せっかく大学に入ったのだから思う存分勉学に励もう、という当初のピュアな気持ちは少しずつ薄れていき「意外と時間があるな」という当たり前の事実に気づきます。

そんな折、入学直後に勧誘されていた社交ダンス部のことを思い出し、軽い気持ちで入部することに。

高校時代に体育祭でマンボを初めて踊ったとき「ダンスって楽しいのかも」というかすかな記憶があり、時間もできたことだしやってみるか、という軽い気持ちです。

高校に社交ダンス部などありませんから(今は分かりませんが)、たいていは大学に入ってから始めることになります。従って、サッカーや野球などと違って、スタートラインは一緒。

「努力次第で誰もがチャンピオンになれるチャンスがある」というわけです( ← 勧誘の決まり文句でした)。

でも、実際にはさほど努力しなくてもぐんぐん上達する人もいれば、努力を重ねてもさっぱりな人もいます。

僕自身はまるっきり後者で、どんどんうまくなっていく仲間たちを横目に、みじめさを噛みしめていました。

ちなみに僕がやっていたのは以下のようなダンスです。


社交ダンス部で学んだこと

そんな不遇な社交ダンス部生活でしたが、ダンスで成果を出せなかったからこそ気づけたことがあります。

それは、自分にできることでチームに役に立てば良い、ということ。

4学年合わせて100名近くの部員を擁する大所帯。それなりの“間接業務”もあったため、誰かがやらないと回りません。

練習場の確保、競技会のビデオ撮影、撮影テープの管理、OB・OGとの連絡と会費の管理、会報の作成、備品の管理などなど。

部員の多くは「ダンスが踊りたいから」「もっとうまくなりたいから」という理由で部活に参加しており、上記のような間接業務に興味を持つ人など皆無です。

一方、僕は「続ける系」や「ためる系」の習慣、すなわち仕組み作りは得意だったこともあり、部の間接業務改善にがぜん興味がわき、嬉々として取り組むことになりました。

会社に入る前からこうした総務や庶務のような「仕事」を体験したことで、自然と「仕事術」への関心につながっていきます(巡りめぐってこのブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」に行き着きます)。

今の仕事は自分に向いていますか?

向き不向きというのは、簡単に分かりそうでいて意外と難しいものです。

僕が「ダンスって楽しいのかも」という淡い期待を「向いている」と錯覚したのと同じように、実際にやってみないと、そしてある程度の時間とエネルギーを投入してみないと、判断できないのです。

数年で判断できればまだ良いのですが、数十年たってから判ったのでは手遅れになってしまうかもしれません。

そして、「この仕事は自分には向いていないのかも」と“早期発見”できたとしても、そこから別の道に進むにしても、新しい仕事が今の仕事よりも自分に向いているという保証はありません。

ところで今の僕は、仕事の仕組み作りや習慣化が得意で、このあたりを課題に感じている方の相談にお答えすることを仕事にしています。

ただ、より厳密に言うと「私はこの仕事が自分に向いていると思うし、これで行く覚悟があります!」という方であれば、お役に立てる自信があるのですが、そうではない方、つまり「この仕事、自分に向いているかもと思って始めたけど、正直どうなのかなとも思っています…」と迷っている方のお悩みにはうまく答えられないことが多いです。

一方、まさにこの「迷っている方」のお悩みに答えることを得意としている人もいます。

2018年から2期にわたって運営した「金目の会」(経理や税務をサポートする勉強会)でご一緒したプロコーチの大下千恵さんはまさにこの分野の専門家。


二人の得意がうまく「重ならない」からこそ、二人が組めば「向き不向き」と「仕組み作り」の2つの課題を同時に解決できるのではないか?

ということで、大下千恵さんと二人で新たに「オンライン・メンターシップ」というプログラムをスタートすることになりました。

オンライン・メンターシッププログラムとは?

ここまでに書いてきた「社交ダンス部」での体験談も含め、オンライン・メンターシッププログラムが生まれるにいたった経緯、大下さんと僕の想い、そしてプログラムの内容について大下千恵さんと対談し、Podcastに収録しました。

1時間2分とかなり長いのですが、ここまで読んでいただきご興味を持たれた方はぜひこの音声もお聴きください。

▼同じ内容の音声ファイルを以下からダウンロードできます(62分、85.5MB)。
MP3

お聴きいただいたうえで、「もっと詳しく知りたい」という方はオンライン説明会(ヒアリング会)を予定していますので、以下のページよりお申し込みください。

▼オンライン・メンターシップ説明会のご案内ページ
※最新の日程・お申し込み状況は以下のリンクをクリックしてご確認ください(クリックだけでは申し込みになりません)。
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今や、いろいろと制約のある状況になりましたが、見方を変えればまたとないチャンスでもあります。この機会に新しいチャレンジに乗り出す方のお役に立てればと思います。

ご参加お待ちしております。