「これは知らなかった!」と、やや興奮気味に新発見に遭遇したとき、すぐに「これはブログのねたになる」とか「SNSに投稿しよう」といった次の行動が喚起されます。
でも、その行動を起こす直前に「でも、すでにみんな知ってるんじゃない? 今さらシェアしても…」という気持ちのブレーキがかかってしまうことがしばしばあります。
このブレーキを外して意気揚々とシェアし、「今さらかよ!」という集中砲火を浴びてしまうことも実際にありますが、「知らなかった!」という反応も少なからずあるものです。
自分と同じく「知らなかった!」と感じるであろう人がゼロでない限りは、この新発見をシェアする意味はあるわけです。
さらに、「すでに知っていた」という人にとっても価値はゼロではありません。
たとえば、
- 知ってたけど、そこまでは知らなかった
- 知ってたけど、改めて周囲で知らなそうな人にシェアしておこう
- 知ってたけど、そういえば…
- 知らなかったけど、そういえば…
など、ほかにもバリエーションは考えられますが、シェアすることによって少なからずそのシェア相手に次の展開を促すことができます。
知ってたけど、そこまでは知らなかった
昭和の時代に「ABCは知ってても、それだけじゃ困ります~♪」というCMがありました。
このCM主は自らの商品が「世の中にシェアする価値がある」と認識していますから、自信をもってシェアしていたでしょう。
「完全に知っている」を100としたとき、多くの人の「知っている」が100に満たなければ、これを補完するという意味でシェアする価値が生じるわけです。
たとえば、僕が最近書いた以下の記事。
「WindowsユーザーでもiCloud Driveが使える」ことは僕も知っていました。でも、実際に契約して使ってみたら、思った以上に「使える」という発見が得られました。
そこで、記事を書くことでシェアしました。
契約前の僕と同じく「WindowsユーザーでもiCloud Driveが使える」ことを知っている人にとっては「あ、契約してみようかな」という行動を喚起できたかもしれません。
逆に「あ、だったら契約しなくていいや」という判断の材料になったかもしれません。
あるいは、
「知ってたけど、以前やってみてうまくいかなかったから放置してた。この記事読んだら、もしかしてできるようになってる? ということで、改めてやってみたらうまくいった。なんでだろう? でもまあいいか」
…のような展開もあるかもしれません。
いずれにしても、シェアすることによって、シェア相手に次の展開を促すことができたわけです。
知ってたけど、改めて周囲で知らなそうな人にシェアしておこう
先ほどの記事を読んだ人が「これ知ってたわー」と感じたとしても、「意外と知られてないから自分の周りで知らなそうな人にこの記事を教えてあげよう」という行動を起こすかもしれません。
つまり、僕のシェアをシェアしてもらえるのです。
TwitterのRT(リツイート)やFacebookのシェアはまさにこれです。
知ってたけど、そういえば…
先ほどの記事を読んだ人が「これ知ってたわー」と感じ、さらに「そういえば写真ぜんぜん整理してないから、整理しておこうか」という行動を起こすかもしれません。
記事がきっかけとなって、シェア相手に次の展開を促すことができたわけです。
僕自身は日々のインプットにおいてこの「そういえば」が頻発しています。
たとえば、以下の記事は一言でいうと「モバイルSuicaが便利すぎて、もう現金ぜんぜん使ってません」という内容なのですが、
僕はこの記事を読んで「そういえば、最近はモバイルSuicaはぜんぜん使ってない」ということに思い当たり、「1月はSuicaで買い物は0円だった」というタイトルをつけてEvernoteにクリップしていました。
さらに、以下のツイートと記事を目にして、
書いた。 / "Kyashのよいところ" https://t.co/6mwsd0ZF4Y
— Hiroki Akiyama (@akiroom) February 14, 2019
以下のような「そういえば」をシェアをしました。
気づけば最近はほぼすべて買い物をKyash(オンライン・店舗ともに)で済ませている。SuicaだとMoneyForwardに「物販」と出て何を買ったか後から思い出すのが面倒だけど、Kyashなら英字ながら店舗名が出るので良い。MFもきちんと仕訳を学習してくれる。
— しごたの/大橋 悦夫 (@shigotano) February 14, 2019
知らなかったけど、そういえば…
逆に、「知らなかった」場合でも同様に「そういえば」を発動することがあります。
たとえば、以下はある本を読んでいて、「知らなかった」(厳密には「忘れてた」ですが)に出会ったときにメモしたものですが、「知らなかったけど、そういえば似たようなことはやっていた」ことに思い当たっています。
「知ってたけど、そういえば」に比べると発生頻度は低いですが、脳は不思議な連想をするので、何にぶつかるかわかりません。
シェアする側からしたら相手の脳内のことなど一層わからないので、とりあえずシェアしておくに越したことはない、と思うわけです。
「旅の人! 知ってますか?」
相手が知っていようと知っていまいと、自分が知ったことや知っていることをシェアすることで、相手に何かしらの価値を生み出せることが確認できました。
そういえば!
ドラクエで「旅の人! 知ってますか?」と話しかけてくる町人に出会うことがあります。「はい」か「いいえ」を選べる場合があり、その場合は選んだ答えによって違った展開になります(選べない場合は一方的に話を聴かされることになりますが)。
この町人にならって「旅の人! 知ってますか?」なスタンスで今後もいろいろシェアしていこうと思います。
↓「そういえば、ドラクエIVやってみようかな」と思った方はこちらw
編集後記
今日の記事を書くのにかかった時間:114分。https://t.co/hu2eclkVE0
事前に書こうと思っていたことは書けたけど、書き始めてから新たに思いついたことも書けた。やはり、書く前に考えていなかったことが書けると、楽しい。https://t.co/D4ElGYqcGf pic.twitter.com/oSeFApNtSA— しごたの/大橋 悦夫 (@shigotano) February 20, 2019