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手強い仕事は「仲間」と一緒に戦う



大橋悦夫手強い仕事というものがあります。もっとも手強い部類になると、毎日タスクリストには登場するものの、締切までに余裕がある限りは「明日からちゃんとやる!」と誓って先送りを重ねることになります。そして締切前日にクライマックスを迎えます、ツラさもマックスです。

このような手強い仕事について、『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』は次のような分析をしています(p.87より抜粋)。

  • 今すぐ取りかかって今すぐ終わらせなければならない仕事はごくまれ。
  • どんなに急ぎの仕事でも、数日は余裕があるはず。
  • 慢性的に余裕がないなら、その仕事自体がおかしいか、取りかかるのが遅すぎるかいずれかである。

つまり、その日に始めてその日のうちに終えなければならない仕事を抱えているとしたら、「ムリゲー」か「ナマケー」かのいずれかということです。

怠けるつもりはなかったとしても、取りかかれないままに手をこまねいていたのであれば、結果として「怠けていた」ことになります。

「一対一」に持ち込まない

対策としては、締切前日、すなわち持ち時間が一日の状態で、“無傷”の手強い仕事と対峙するシチュエーションを徹底して避けることです。

時間は言ってみれば一緒に戦ってくれる仲間です。

もし、締切まで三日あれば、三日間毎日、時間が加勢して手強い仕事と戦ってくれます。

見方を変えれば、三人の仲間とともに四人で手強い仕事に挑むことができるわけです。

「一日目の攻撃!」
「二日目は呪文を唱えた!」
「三日目は不思議な踊りを踊った!」

時間があれば、波状攻撃を展開できるのです。

中には効き目のない攻撃もあるかもしれませんが、「効き目がない」と分かれば、次のターンではそれ以外の攻撃を試せます。

仲間がいるうちに、その仲間とともに、とにかく今日できる攻撃を仕掛けておくこと。

その攻撃ができるのは、その仲間がいる今日限り。

これを毎日くり返せば、仲間の力を結集できることになります。

もし「今日は余裕があるな」と感じたら、せっかくの有能な仲間を遊ばせてしまっているということですから、いなくなる前に攻撃に転じましょう。

これが「時間を味方につける」ということだと考えています。

参考文献:

» 40代を後悔しない50のリスト【時間編】[Kindle版]


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