先週4月21日(木)に初めて訪れた台湾にて、時間管理術セミナーを開催しました。
» 【お知らせ】 4月21日(木)に台湾でセミナーを開催します。
5~6名くらいの規模でこぢんまりと開催できればいいかな、とのんびり構えていたのですが、コーディネータで台湾在住歴30年の藤重太さんのご尽力により30名を超える方々にご参加いただきました。
テーマは「自分らしい時間的豊かさを実現するための時間管理術」ということで、TaskChuteやたすくまを使う前の段階の話を中心に、なぜ記録とふり返りが重要なのか、それがどのように役に立つのか、といったタスクシュート時間術について80分ほどお話しさせていただきました。
「正しく当たり前のことができていない」
セミナー終了後、アンケートにご記入いただいたのですが、以下のようなコメントをいただきました。
- 時間の有効な使い方の勉強になりました。
- 分かっていてもできていないことを再認識した。
- 正しく当たり前のことができていないと感じた。
- タスクリストに時間見積をつけていなかったので、さっそく実行してみます。
時間術においては即効性のあるテクニックというものはほとんどなく、多くは地味で地道な作業の繰り返しです。これをいかに生まず弛まず続けられるか。
特に使った時間の記録です。
お金の記録は1円単位できっちり行なうのに、時間の記録はどんぶり勘定になっていることが多いもの。
お金と同様、大事に使いたければ時間も記録をとってふり返るしかありません。逆にいえば、記録とふり返りをきちんと実行している限りは自然と時間を大事に使うようになります。
つまり、きちんと記録をとってふり返ることがそのまま時間を大事に使うことにつながるのです。
セミナーの中でも取り上げたのですが、『レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ』という本の以下のエピソードがまさにこのことを示しています。
かつて、一代で巨万の富を築いた事業家の話を聞いて驚いたことがある。
その人は、お金持ちになる方法はひとつしかないと言った。「収入をあげ、支出を抑えることです」。そして、財産を増やすもっとも簡単な習慣があるという。
「毎日、財産状況を眺めることです」と。
» レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ (朝日新書)
また、ちょうど今回のセミナーと同じタイミングで発売になった以下の本では、このあたりのトピックがマンガでわかりやすく解説されています。
» 残業を減らし定時で帰る仕事術~SE女子のタスク管理奮闘記~[Kindle版]
帰りの飛行機の中で読んだのですが、タスクシュート時間術のエッセンスがコンパクトにまとめられており、SEでなくても女子でなくても参考になると思います(30分もあれば読めると思います)。
豪華な会場!
会場は京王プラザの姉妹ホテルであるハワードプラザホテル台北(台北福華大飯店)の会議室。
» ハワードプラザホテル台北
Card
▼豪華な会場で身が引き締まります。
▼iPad Proで『たすくま「超」入門』を読みながら、たすくまの設定に取り組む受講者
▼平日の16:30スタートにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました
▼藤重太さん撮影
▼会場は吹き抜けに面しています
▼1階はカフェです
▼懇親会は同ホテル2階のレストランにて
8年ぶりの邂逅
今回のセミナーでは、なんと8年ぶりとなる再会がありました。その方(仮にHさんとします)には2008年に(もちろん日本で)開催した「時間畑ワークショップ」というセミナーにご参加いただいていました。その後、Hさんは台湾に赴任することになり、今回の台湾セミナーにも参加してくださったのです。
上記の「『たすくま「超」入門』を読みながら、たすくまの設定に取り組む受講者」というのがHさんです。TaskChuteはすでにお使いいただいていたのですが、外出が多いためにiPhoneでタスクシュートができる「たすくま」を今回のセミナーを機に導入されたとのことでした。
Hさん、ありがとうございました!
※セミナーの収益はすべて熊本地震義援金として寄付させていただきました。
▼セミナー翌日に台北市内にある日本工商会にて