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タスクシュートの基本コンセプトを理解して時間不足を解消する

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photo credit: Ya-ko via photopin cc

ツールとしての「たすくま」(TaskChute for iPhone)やTaskChuteのことではなく、タスクシュートという時間管理方法の基本概念を簡単に確認しておきましょう。

タスクシュートの基本機能は、次の3点に集約できます。

  • 備忘録
  • 行動ログの活用
  • 時間のシミュレーション

備忘録としてのタスクシュート

まずこれは、あらゆるスケジュールやタスク管理ツールが備えている機能です。どんなカレンダーでもToDoリストでも、およそタスク管理というのは第一に備忘録です。つまりこれからやろうとしていることを確実にやるためのものです。

展望記憶の弱さは動物一般に見られる現象ですが、人間でさえ例外ではありません。買い物メモのような簡単なものでも、なければ買い忘れるものがたびたび発生します。タスクシュートも備忘録であり、忘れずに○○をするためのものです。

「今日一日にやるすべてのことを乗せてある」タスクシュートを使っていて、なおやり忘れが発生するということもなくはありませんが、激減します。これでもやり忘れる人が、これなしにやり忘れを防ぐのは、到底無理なことです。

とりわけタスクシュートは、デイリーログとデイリータスクを一元管理するという原則を持っています。1日分に限れば、これからやることはもちろん、これまでにやったことも全部記録に残ります。それをちゃんと見直せば、何をやり忘れているかにも気がつきやすくなるし、思い出す時間をムダにしたり、思い出せずに時間をムダにしたりすることがうんと減ります。

行動ログの活用

とはいえ「備忘録」であればタスクシュートの特徴というほどでもありません。むしろタスクシュートを特徴付けているのは「行動ログの活用」にあります。

たいていのタスク管理ツールは、未来のことばかりを管理したがります。ライフログにはタイムトラッキングツールなどがありますが、両方は一緒になるべきなのに、まず一緒になっていません。

しかし、買い物メモ1つとっても、同じスーパーへ行って前と同じようなものを買うのなら、前のメモがかなりの程度役立つはずです。メモを蓄積しておけば、新しくメモを作らずにすむようなものです。

タスクシュートはこの点で徹底していて、使い出し初日はひたすらタイムトラッキングのように、ログを取ります。それをリピートタスクとして登録すれば、翌日からタスクリストが自動的に作り出されるという仕組みになっています。

デイリータスクリストをログから作るのです。

これはタスクシュートをもっともタスクシュートらしくしているポイントで、他のToDoリストはまずこうはしません。まずプランから、タスクから作り出します。未来にリマインドしたいことを、書き出すという作業から入るはずです。

タスクシュートをするにあたって最初に悩むのは、タスクシュートのログからタスクを作るという発想がないからです。プランのことは最初は、一切考えなくていいのです。行動し、記録し、それをリピートタスクにすれば、その後にタスクリストは手に入ります。

もちろん毎日、まったく同じことをするわけではないでしょうから、リピートタスクのいくつかは、毎日は自動作成されないようにすればいいでしょうし、その後に新しくはいってきたタスクについては、順次追加していけばいいでしょう。

ただし、どんどんタスクを追加するということは、どんどん時間がなくなるということです。この点を一般のタスク管理ツールはあまりに考慮しなさすぎです。

さらにタスクシュートを特徴付けるものとして「シミュレーション機能」がありますが、これは来週以降に回しましょう。

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▼編集後記:
佐々木正悟



Yokohama Lifehack Hands-on vol.2 「収集した情報を活用する」 – Lifehack Hands-on in Yokohama | Doorkeeper


横浜で小規模なライフハックの催し物を開催します。
第二回となる今回は「情報活用」です。Evernoteにねむらせてしまっている情報を、もっと生活に活かすというのがコンセプトです。

タスク管理がメインテーマではないですが、小規模な集まりですので、ご質問があればなんでもお受けいたします。