ものすごく簡単に読書ブログを更新する方法を紹介します。
準備するものは以下の3つ(のアカウント)。
※メディアマーカーは、Evernoteへの投稿設定を済ませておきましょう。
↓これらを組み合わせてできるブログはこちらになります。
Tadanori Kurashita R -BookSauce
流れ
大ざっぱな流れはこうです。
- 買った本をメディアマーカーに登録する
- その書誌情報が載ったノートが自動的にEvernoteに作成される
- 読書メモや感想などをそのノートに追記
- publishedタグを付ける
- Postach.ioで指定したノートブックに移動
- ノートの内容がブログ記事として公開
普段からメディアマーカーを使っていて、かつEvernoteにノートを送信されている方なら、やることはタグを付けてノートを移動させることだけです。それで、ブログの一記事ができてしまいます。簡単ですね。
言い換えれば、自分用のログを作っているだけなのに、それがアウトプットになってしまうわけです。
方法の特徴
もちろんメディアマーカーそのものも、それぞれのページに独立したURLがあるので、読書ブログとして機能させることは可能です。ただし、デザインを変えられないのがデメリット。
また取得した本すべての感想を書きたいわけではない、という問題もあります。上の方式にしておけば、メディアマーカーは自分の持っている本の全データライブラリとなり、Postach.ioはその中でも感想や読書メモをシェアしたいもの、と分離が可能です。
こうしたことが実現できるにもかかわらず、たいした手間は必要ない、というのも特徴と言えるでしょう。
あと、あまり大きな声ではいえませんが、メディアマーカーは事前に登録しておくとAmazonのアソシエイトIDを本のリンクに埋め込んでくれるので、読書・書評ブログを書くときにつきものの作業も軽減されます。
Hackable Point
メディアマーカーからEvernoteにノートを送信する際、いくつかのアレンジが可能です。
まず題名。私は検索しやすいように[MM]と付けていますが、これを【書評】とすればブログ記事のタイトルとしてそのまま使えます。
次に「投稿するノートブック」をPostach.ioで指定したノートブックにし、publishedもはじめから付けるようにしておけば、メディアマーカーに登録した段階で、ブログ記事が公開されます。こういうやり方もありでしょう。
また、Postach.ioはEvernoteのノートについたタグを、ブログ記事のタグにしてくれます(ただし日本語は通らない)。で、メディアマーカーは、本にタグを付けることができ、そのタグをEvernoteのノートに添付してくれます。これらも一本に繋がるわけですね。
もう一点、おおもとがEvernoteのノートブックであるということを考えると、それを共有することで多人数での読書ブログなんかも簡単に作れそうです。
さいごに
細かいデザインをいじるのは簡単ではありませんし、Wordpressのような便利なプラグインも使えないので、あくまで「簡易式」です。
ただ手持ちの情報を蓄えておくだけではなく、軽くでも外に出したい、という場合には使える方法でしょう。
▼倉下忠憲:
新しい時代に向けて「知的生産」を見つめ直す。R-style主宰。