録音しながらノートを取ると、聞きたい箇所の文字をタップすれば、その時の音声を簡単に聞くことができる、Livescriveのスマートペン。2012年、「Livescrive Echo Smartpen」については、シゴタノ!で紹介しました(もう2年も経っていたとはおどろきました…)。
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その後、スマートペンのWi-Fi版が発売されたり、日本国内でも正式に販売されるようになったりしましたが、Echoがなかなか良かったのと、スマートペンを使うような場面が減ったのとで、新しいバージョンのスマートペンは買っていませんでした。
ところが、「Livescrive 3 Smartpen」は、iOSデバイスと連携しており、しかも、手書き文字のテキスト化が、アプリ上ですぐにできるというのです。発売と同時に、買おうかどうしようか、さんざん悩んだのですが、発売直後の米国内でのレビューを見た限り、アプリの評判が芳しくなかったので、今しばらく我慢しようと思いました。
そう思っていたのですが、先日、Livescrive+アプリの何度目かのアップデートがあり、しかも、Evernoteとアプリ内で連携できるようになったではありませんか。今後の仕事にも、語学学習にもいいんじゃないかと、ようやく、使うことに決めました。
Livescribe ::Never Miss A Word
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Echoよりもペンらしくなった
平たかったEchoにくらべると、Livescrive 3は丸く細くなり、万年筆のような形状です。握った感じも、3の方が細くて軽くて、書きやすいです。
Livescrive 3のヘッド側はスタイラスになっていますが、正直、指でタッチした方が早いような気もします。
このヘッド部をはずすと、充電に利用するmicroUSBコネクタが表れます。
1回の充電で、14時間以上使えるとのことですが、そこまで連続して使っていないので、本当にもつのかは分かりません。それにしても、充電中に、スタイラス部分をなくしそうです…。
Livescrive+(アプリ)が想像以上に多機能だった
Livescrive 3とiOSデバイス用アプリ「Livescrive+」とは、最初にペアリングを行えば、次回からは、ペンの中央部を回して電源を入れ、アプリを起動するだけで、即座につながります。
ノートに書いている最中や、ノートを使って録音モードにする方法は、Echoの時と変わっていません。そして、ノートに書いているところと、Livescribe+の画面の様子を同時に撮影するのは難しいので、録音しながら書いている最中のLivescribe+の様子のみを動画にしてみました。
手書き文字は、フィード単位でデジタルテキストに変換できます。この画面ショットでは、一番下の緑色の部分が手書きの状態です。
このフィードを右方向にスワイプすると、一瞬で、デジタルのテキストに変換されます。
元々の自分のノートのつづりが間違っていたのですが、それもそのまま変換されています。英語と日本語が混在しているので、どうかなと思いましたが、私は、かなり変換精度が高くていい!と思いました。
そして、Evernoteとの連携もナイス。ペンキャストとして保存することも、もちろんできます(ただしペンキャストを聞くには、http://www.livescribe.com/int/pdf/player/lsnotesdesktop.htm にアクセスする必要があります)。
一番試してみたかったのが、iPhoneアプリ上でのテキストの変換だったので、これをやってみた瞬間に、目的を達成してしまったかのような気持ちになりましたが、それではもったいなさすぎるので、これからどんどん活用する予定です。
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Livescribe+でのテキスト変換精度には満足なのですが、残念なのは、期待していたハングルが変換できないこと。LivescribeのサポートBBSにも要望はあがっていたので、今後のアップデートで対応してもらえることを期待します。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。