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すぐに起きられて、ずっと続けられる「Twitter早起き術」

池田千恵
テレビや雑誌などで次々と紹介され、ただいまユーザー数が爆発的に増えているTwitter。私も御多分に漏れず、はまってしまいました。電車での移動中もつい気になり、iPhoneでチェック。そのせいで何度か乗り過ごしたこともあります。

はまる人は徹底的にはまり、はまらない人は全く興味を示さないと言われているTwitter。実は私も登録はしたものの、最初はどう使っていいか分からずにしばらく放置していました。

 「どう使っていいかわからないけど、とりあえず朝起きたら挨拶してみるか」

そう思って朝4時につぶやき始めたところ、思わぬ効果が生まれました。早起きすることが今までよりもさらに楽しくなってきたのです。

早朝につぶやいていて、次の3つのメリットを実感しました。

  1. 仲間メリット <早起き同士のゆるい交流が生まれるので、孤独感が減少する>
  2. 牽制メリット <ピア・プレッシャー(仲間からの圧力)を前向きに利用できる>
  3. 注目メリット <自分のつぶやきが周囲の目にとまりやすくなる>


 

早起きは、本来とても孤独なものですよね。早朝ミーティング、ゴルフなど「絶対早起きしなければいけない理由」がない限り、目覚まし時計が鳴っても睡魔に負けてしまう方も多いでしょう。

起きるも寝るも全て自分の意志次第。用事がなければ、別に自分が早起きできなくても、そのことによって他人に迷惑がかかるわけでもないですしね。

だから、起きようと思ってもなかなか続かないわけです。

それを解消するのが、Twitterというツールだったのです(以下、Twitter内の専門用語がでてきます。カッコでくくって簡単な説明を加えていますが、利用したことがない方は分かりにくいかも知れません。早起きしたい方にはとても良いツールなので、ぜひ利用することをおすすめします)。

早起きの孤独は、いつもより少し早起きしてTwitterで「おはようございます」とつぶやくことにより解消します。なぜならば、同じ時間に起きている人たちがつぶやいているからです。

もしも、早起きしても自分のタイムライン(つぶやきの一覧)が活発でないな、誰も反応してくれなくてつまらないな、と感じたら、早起きの人たちが集まるハッシュタグ(キーワードの前に#をつけることによって、検索が簡単になるタグづけ)をのぞいてみて気が合いそうな方をフォローしたり、自分のつぶやきにハッシュタグをつけたりするのもいいでしょう。

(ちなみに私が把握している早起きハッシュタグには、こんなものがあります。これらのハッシュタグを、前後に半角スペースを入れてつぶやきに加えるだけで、同じようにハッシュタグをつけたつぶやきをリアルタイムでチェックすることができます。#3ji #4ji #5ji #6ji #twioha #hayaoki)

 
すると次第に、同じ時間帯に起きている人たちとゆるく交流することができるようになります。ただつぶやくだけの、孤独な「1人プロジェクト」だった早起きが、仲間がいる「共同プロジェクト」に変わるわけです。

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しばらく交流を続けていくと、「あの人も起きているんだから自分も起きないと」というように、ピア・プレッシャーが働きはじめます。

ピア・プレッシャーとは、自分の意志とは関係なく他人と同調しなければいけないという心理的圧力のことです。普段はあまりいい意味で使われることがありませんが、これを前向きに利用してしまいましょう。

つまり、「皆が挨拶しているから、自分も早起きして挨拶したい」「毎日挨拶しているのに今日寝坊したら恥ずかしい」という気持ちを動機にして早起きを心がけるのです。このことにより、早起き習慣を定着させることができます。

ところで、たくさんの人をフォロー(読者登録)している方ならおわかりかと思いますが、昼間のタイムラインはいわば激流のよう。フォローしている皆さんのつぶやきは、どんどん流れてしまっているので全部追うことは不可能です。

一方、私が起きる朝4時ともなると、タイムラインの川の流れもせせらぎのようにゆっくりしていて、コミュニケーションものんびりできます。

また、ちょうどこの時間は夜型と朝型が交わる時間でもあります。夜型の芸能人やクリエーターの方に向けて話しかけると、昼間に比べて目にとめてもらえる機会も増えます。さらに、朝型の方に向けて話しかけることによって、「朝早いですね」などという何気ない会話からつながることもできます。気の利いたことをつぶやけば、向こうからフォローしてもらったり、返事をもらったりすることだって可能です。私も先日、ずっと尊敬している女性経営者(夜型のようです)からつぶやきの返事をもらうことができて感激しました。

このようにメリットがたくさんあるTwitter早起き術ですが、続けるためには2つのコツがあります。

  1. 挨拶は短時間にとどめる
  2. 朝は携帯電話からつぶやかずにPCを使う

 
Twitterは楽しいので、タイムラインを追いつづけていたり、コメントを残したり返したりしているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。朝早起き仲間と挨拶しあうのは刺激になり良いことですが、せっかくの一人になれる贅沢な時間をまるごとTwitterに費やしてしまうのは避けなければいけません。

そこでは私はだらだらTwitter対策のため、「目覚めから出発まで!使える早起きアイテム5選」でも紹介したバイブカードを利用して時間を区切り、必要以上に時間をかけないようにしています。メッセージをくれた全員に必ず返事をする必要はない、時間が来たらとにかくTwitterから離れる、とある程度割り切ることを心がけています。

また、Twitterを楽しむための便利なクライアントソフト(アプリケーション)はたくさんあります。携帯やiPhoneで楽しんだほうが手軽ではありますが、ベッドの上でつぶやくと、気づいたらそのまま二度寝してしまう可能性が高くなります。

そこで私の場合は目覚めたらガバっと起き上がり、熱いシャワーを浴びてしっかり目を覚ましてから、PCに向かってつぶやくことにしています。

 
上記2つに気をつければ、すぐに起きられるようになりますし、続けられるようになります。Twitterでぜひ、早起きを楽しんで下さいね!

 

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
池田 千恵
マガジンハウス ( 2009-07-23 )
ISBN: 9784838719938
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

 

▼編集後記:
池田千恵
yojiraTwitterで早朝つぶやいていたら「ヨジラー」(朝4時台に起きる人)という言葉が生まれました。私の本『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』の読者の方が使いはじめ、あっという間に浸透しました。

このたび、ヨジラーから派生して「ヨジラ」というキャラクターが生まれました。

ヨジラはブログ転用、コピーなどフリーです。気に入ったらぜひブログなどで紹介してくださいね。

 
 
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。