4/19(土)の下記のカンファレンスですが、
» あすなろBLOGカンファレンス『スタート×キッカケ×ブログ』
以下の記事を初めとして、各所でログが公開されていますので、
» 変化を起こすための「7つのルール」――渡辺千賀氏らが講演 − @IT
今回のエントリーでは、「長く続くブログのテーマ設定のコツ」について書いてみます( ← カンファレンスとあんまり関係ないけれど)。
2つ以上の関心をブレンドする
結論からいえば、こういうことです。
メリット
例えば、料理に強い関心を持っている人が「料理ブログ」を始めたとしても、「料理ブログ」をやっている人は非常に多いので、差別化が大変です。もちろん、マイペースで続ければ周りのことなど関係ないのですが、「更新材料」としてのページビューやレスポンスを期待するなら、希少性は重要なファクターといえます。結局は差別化を行うのがブログを長く続ける上でのセオリーとなります。
そこで、2つ以上の関心をブレンドしましょう、という話になります。上記の例でいえば「料理」に加えて「対決バトル」という関心事をブレンドして、「料理の鉄人」ブログ、などが考えられます(これはすでにテレビ番組がありますからNGですが)。
先日のカンファレンスで、渡辺千賀さんは、次のようなことをおっしゃっていました(若干うろ覚え気味ですが…)。
●(案件を)細かく調査をする仕事と適切なアライアンスを組む仕事と、両方できる人があまりいないので、(行きがかり上)両方できるワタシは仕事を続けられる
要するに、客観的には相容れないように見える関心事を調和させたうえで持ち味にできれば、コアコンピタンスになりうる、というわけです。
思わぬメリット
さらに、ブレンドすることによって得られる思わぬメリットもあります。それは、2つの異なるテイストをミックスしたことによって生じるアクのようなものです。ベン図を思い浮かべていただくと分かりやすいかも知れませんが、2つの円を重ねた時、重ならずにはみ出た部分というのはミックスにとっては不要なものです。それゆえ、その部分は容易に切り落とすことができます。少なくとも、区別がつくようになります。
例えば、佐々木正悟さんは『ライフハックス心理学』という本を出されています(同名のブログもお持ちです)が、このタイトルはいうまでもなく「ライフハックス」と「心理学」をブレンドしたものです。先日、この名前について話をしているときに、彼は次のように言いました。
●2つ以上の関心をブレンドすることで、
・そのテーマが比較的、手に負えるようになる
・そのテーマに包括性が生まれる
・切り落とせる部分が出てくる
図にすると以下のようなイメージです。重なっていない部分(ライフハックスのみ、心理学のみ)は、切り落とせる(=それぞれに専門家に任せてしまえる)というわけです。つまり、重なっている部分(赤い斜線)に集中できるようになる、というわけです。
▼長く続くブログのテーマ設定のコツ
» 2つ以上の関心をブレンドする
▼関連:
・4/19 (土) のカンファレンスに寄せられている質問 (1)
・ブログを仕事に役立てるための7つの視点
・満足度の高いブログを長く続けるコツ