※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

014:自尊心を高めるための儀式を持つ

先送りが自然現象であることを覚えておくのが最も重要である。その原因は、恐れや自信喪失である。誰もが変化を嫌い、誰もが自分を成功させる能力に不安を抱いている。

自分を疑うのではなく、その逆のこと、つまり、自尊心を養うことに重点を置かなければならない。自尊心は、ポーカーで使用するチップの山のようなものである。チップの数が少なければ、小さく賭けることしかできない。つまり、たくさん儲けることはできない。実際には、最後のチップを失う危険を冒すくらいなら、ゲームを投げ出すことのほうが多いだろう。

チップの数が多ければ、儲けの大きな賭けに出ることができるが、その分、リスクも増える。チップの数が少ない場合にはやらないことを試してみることができる。大きく勝つチャンスがある。

(中略)

そして、ここが肝心なところだが、自尊心のポーカーチップは、あなたの頭の中でのみ存在するので、いくつでも作り出すことができる。

ポーカーでは、チップは現実の物体である。鼻をピクピクさせたところで、ポーカーチップは出てこない。その一方で、自尊心のチップを魔法のように増やすための儀式はいろいろある。「早いに越したことはない」という筆者のモットーは、作業の先延ばしに打ち勝つために必要なチップを生み出す。愛する人に抱きしめられると、不思議なことにチップが増える。あなたが落ち着いて本書を読めるように陰で支えてくれる友人のおかげで、さらにチップが増える。セラピーはチップを増やすためにある。「そうとも、私にはできる」と大声で叫ぶと自尊心のチップが増えるなら、好きなだけ叫べばよい。(p.11)


  • やめる:自分を疑う
  • 始める:自尊心を高めるための儀式を持つ