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016:一回考えれば済むことはルーチンにする

筆者は、毎週日曜日に給油します。これはルーチンになっており、非常に役立っています。(中略)日曜日のうちに給油しておけば、月曜の朝の用事が少なくなることに気付いたのです。(中略)

脳において物事を活発に考える部分で、考えなければならないこと(給油すること)が1つ減りました。そして、このルーチンはすぐに、脳が自動的に行う部分に組み込まれました。日曜日に車を運転するときは、給油するようになりました。

よい習慣を身につける鍵は、何度も実践することです。そうすると、頭で考えなくても、自然に体が動くようになります。ガソリンについて考えることが少なくなればなるほど、ほかのことのために能力を温存することができます。最後には、それがなぜルーチンになったのか忘れてしまうかもしれません。それでいいのです。むしろ、それはよいことです。

たとえば、呼吸することについて考える必要はありません。それは脳の自律神経の働きです。数秒おきに作業を中断し、呼吸することがなぜ大切なのかを思い出し、息をすることにし、筋肉を動かして息を吸い、吐くことに集中していたのでは、仕事になりません。(p.39)


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