いったん始めてみると、思ったほど難しくないものである。実際、どれだけ時間がかかるかを言い訳にして、作業を渋ることがよくあるが、いったん始めてみると、案外すぐ済むことがわかる。
本書のいくつかの章について意見をくれると約束した友人は、1章のコメントを1週間遅れで返してきた。この友人は、きちんと仕事をするためには2時間誰にもじゃまされない必要があり、その時間が見つかるまでは作業を開始できないと自分に言い聞かせていたので、作業を先延ばしにしていた。蓋を開けてみれば、1章は10ページにも満たず、レビューするのに30分しかかからなかった。
(仕事に着手するためのルールを作る代わりに)とにかく作業を開始していれば、作業はとっくに完了していただろう。(p.35)
- やめる:仕事に着手するためのルールを作る
- 始める:とにかく着手する