オフィスにやってきた顧客の要求を先延ばしにしたい場合には、言葉と視覚の両方で、言い分が聞き入れられたと感じさせるようにしています。
まず、「問題はわかりました。忘れないように書いておきましょう」と言い、相手が見ている前で要求を書き留めます。その際には、書いている内容を読み上げます。通常は、「[相手]は[要件]を[日付]までに必要としている」という内容になります。
次に、相手に「記録した内容に間違いありませんか」とたずねます。相手が「はい」と言ったら、この問題はそれで終わりです。
あなたが会話を続けるような発言をして台無しにしない限り、通常は、相手がそこで立ち去ります。(p.26)
- やめる:「わかりました」とだけ言う。
- 始める:要件と期限を書き留め、読み上げ、相手の了解を得る。