脳が5分おきに「おや、今やっていることにどんなメリットがあるのか」と考えてくれたらどんなによいことか。そうすれば、時間を浪費していることに気付き、気持ちをぱっと切り替えることができます。残念なことに、人間の体はそのようにできていません。
筆者は、自分流のルールを決めたほうが、効果が高いことに気付きました。「このアラームが鳴ったらゲームをやめる」といったルールです。筆者の自宅にある大きな音が鳴る古臭いキッチンタイマーは、両手を使わないと音を止めることができません(片手でタイマーを持ち、片手でノブを0に回します)。このため、オフボタンをたたいてビデオゲームに戻るわけにはいきません(テクノロジに囲まれながら、古臭いタイマーを使用するのも一興です)。(中略)
経験則:「ほんの数分だけ」何かをしようとするときは、事前にアラームをセットする。(p.161)
- やめる:「ほんの数分だけ」だからと言って、“丸腰”で脱線する
- 始める:「ほんの数分だけ」何かをしようとするときは、事前にアラームをセットする