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067:ウケを取りたければ大げさに面白く脚色する

ただ、私たちはウケるトークをしたいのであって、取り調べを受けている被告人ではありません。見たまま、体験したままを、バカ正直に伝える必要はないんです。

この例では、「料理下手な彼女が、塩と砂糖を間違えて、甘い玉子焼きを作ってきた」というところを聞き手に伝えたいのだと思うのですが、「少し甘い程度だったから食えないことはなかった」という発言が、何とも正直すぎていただけないです。それに、実際に隠し味として砂糖を入れる甘い玉子焼きもあるので、一概に甘い玉子焼き=料理下手とはなりません。

なので、そこはもっと大げさに、そして面白く脚色してしまいましょう!

例えば、「めちゃめちゃ甘くて食べ切れずにコッソリ捨てたら、そこにアリが集まってきた」とか、「噛むたびに、口の中の砂糖がジャリジャリと音を立てて、それ以来トラウマで玉子焼きが食べられなくなった」とか、大げさに表現してほしいのです。(p.35)


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