早起きが常態化すると、「明日は早いから早く寝て早起きしないと」が不要になる。
4時~5時台に起きていれば、たいていの早朝イベントには間に合う。早朝イベントは年に数回程度かもしれないが、その日だけ早く起きるより、毎日その時間に起きている方が当然ラクに起きられる。
早寝に慣れていないと「うわー、ぜんぜん眠れないっ!」という焦りと「寝坊しないだろうか…」という不安にさいなまれ、緊張の夜を過ごすことになる。
睡眠も浅くなりイベント当日は何とか乗り切れたとしても、その後は使い物にならず、翌日は寝坊し、さらに時間を無駄にする。
早起きが常態化していれば、イベント翌日も、何事もなかったかのようにいつもと同じ時間から活動を開始できる。
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ピーターは早朝が一番すっきりしていると言っていたので、仕事開始の時間を朝の6時半とした。そして、朝起きたら何より先に、とりあえず90分間、書く。
気が散るのを避けるため、執筆中は電話はつながず、電子メールもチェックしないことにした。
朝8時、執筆をやめ、妻と3人の子供と一緒に朝食をとる。以前はベーグルかマフィン一個とオレンジジュース一杯という内容だったのだが、私たちのアドバイスでエネルギー維持を重視し、プロテインドリンクを飲むことにした。
8時半になると仕事に戻り、中断なしに10時まで執筆する。
10時からは20分間の休憩をとって回復をはかる。最初の10分は軽めのウェイトを使ってトレーニングをおこない、後半の10分は瞑想の時間とした。そして、仕事に戻る前にフルーツを一切れか、ナッツを一つかみ口に放り込む。
10時半からは3回目の執筆時間となり、正午まで仕事をする。正午になるとジョギングをして、そのあとランチをとる。
これで、午前中に集中して4時間半の執筆時間を確保できることになり、これだけの時間で、一日10時間も机にかじりついてた頃の倍も書けるようになった。
午後からは読書と執筆のためのリサーチ、その他の仕事をする。こうしてきちんとその日の成果をあげつつも、適度な休憩もとれているため、夜になっても家族の相手をするエネルギーが十分残っているのだった。(p.253)
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