※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

講演会で聴衆を味方につける方法

セミナーや講演など、たくさんの人の前で話す機会に直面するたびに、「うわー、イヤだなー。なんでみんなこんなに恐い顔してるんだろう」と思う。

でも、ちょっとした工夫をするようになってからは、拍子抜けするほどラクになった。

それは、話しかけてみること。

話を聞く側(集団)というのは、「一方的に聞くモード」になっているため、ふつうの会話の時のように何かを話す準備をしていない。それゆえ、“窓”がすべて閉じられている。

でも、「一方的に聞くモード」であっても、いつもの会話の時のように、いくつかの“窓”を開けておくと、もっとたくさんの情報が得られる。

だから、話しかける。質問をする。こわばった表情をゆるめてもらう。口を開いてもらう。考えてもらう。手を挙げてもらう。

そうすることで、話し手たる自分と聴衆との関係は、1対100から、4対97くらいには持っていくことができる。

不思議なもので、一度でも発言した人というのはまったく発言していない人と比べると格段に表情が明るくなる。「また指してくれたら、もっと話せるよ!」くらいのオーラさえまとうようになる(気がする)。

そういう人を3~5人くらい味方に付けておく。それだけで一人で闘っていた時よりも断然ラクになる。

人はみんな自分のことに関心を持って欲しいと思っているもの。であればこそ、まず相手の関心のある「あちら側」にこちらから足を運ぶといい。

ちなみにこの方法はブライアン・トレーシーさんに教えてもらった。直接ではなくその著作を通じてだけれど。

プロは講演の前に、参加者に会って挨拶を交わし、相手のことを少しでも知ろうとする。

自己紹介し、参加者に職業を尋ね、雑談する。聞きに来た人たちは、講演者がみんなのなかに入って、親しく交わっているのを見て、講演者に好感を持ち、いっそう積極的で好意的な聴衆になる。

ステージに向かうときには、すでに聴衆を味方にしている。(p.152)


» ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力