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“長距離走”より“短距離走”

時間というのは決して量ではない、と痛感している。例えば、10時間という時間があっても実際に仕事に集中して取り組めるのは6時間程度ではないか? しかもその6時間も2時間とか1時間半という単位であり、間にだらだらと過ごす時間を挟む。

作業を洗い出して、時間を見積もって、スケジュールに割り当てたとしても、洗い出した作業がすべて集中を要する仕事であれば、まず終わらない。そういう作業は全体の6割程度(これは経験値に基づいて各自で決める)に留めておき、それ以外は頭を使わなくてもできるような単純作業やルーチンワークにしておく。あるいは趣味に打ち込む余白を残しておく。

また、同じ10時間でも、「1日10時間ぶっ通し」と「1日5時間×2日と「1日2時間×5日」ではまったく異なる。あまり単位を細かくするとかえって逆効果だが、なるべく短い時間でガーッと作業をこなして、パタッと休む、という“短距離走”を間にインターバルを入れながら何本かこなす方が、長い時間をかけてえっちらおっちら走る“長距離走”よりも疲労が少なく、従ってストレスも軽めになり、次への意欲もわきやすいのではないだろうか。