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「まだ何も完成していない」

1931年、ジャーナリストで政治評論家のリンカーン・ステファンスはこう述べています。

「まだ何も完成していない。すべては、これから行われるのを待っているところだ。絵画の最高傑作は、まだ描かれていない。戯曲の最高傑作は、まだ書かれていない。最も美しい歌は、まだ歌われていない。この世界のどこにも、完全な鉄道、優れた政府、賢明な法律は存在していない。(以下略)」

家具メーカー、イケア(IKEA)の創業者で、ヨーロッパで最も成功しているビジネスマンの1人、イングヴァル・カンプラードも似たような意見の持ち主です。イケアには9つの信条があり、このように締めくくっています。

「おおかたは、まだ行われていない。素晴らしき未来かな」

『スウェーデン式 アイデア・ブック』より


もし何かに飽きているとしたら、それは「もう思いつく限りのことはほとんどやり終えて、もう他に新たになすべきことは何もなく、後はただひたすらこれまでのパターンをえんえんと繰り返していくだけだ」という諦めの境地に似た状況に身を置いている時かも知れない。

ただし、それは自分でも気づかないうちに「パターンを繰り返すこと」だけに目を向けてほかのことはシャットアウトしているだけかも知れない。だからこそ、「その手があったか!」とか「考えたことはあったが、実際に試すところまでは行ってなかった!」ということに、後から気づくことになる。

逆に言えば、自分がパターンを繰り返しているからこそ、他人がそこにヒントを見いだすのかも知れない。なぜなら、現金輸送車の襲撃はパターンを読まれた結果と考えられるし、業界で一人勝ちしている企業の勝因は他企業が持たないパターンを作り出したことだと考えられるから。

» スウェーデン式 アイデア・ブック