まず生き、それから深く思索せよ。
─西洋ことわざ
本を読む時間が取れないことを悲観する必要はなく、そのぶんの時間を実践に全力投入できていることをありがたく思ってみる。そうして、ちょっとした空き時間ができたときにたまたま手に取った本にまさに求めていたような答えが書かれている。
こうした偶然とも思える「まさに求めていた」ような出遭いがあるのは、日頃のがむしゃらな実践があるからこそであり、日頃から本を読みまくっていたら「求める」ための間が作れない。渇く間もなくがぶがぶ水を飲んでいるようなもので、渇きが癒えるというありがたさが麻痺している状態と言える。
まず行動し、しかるのちに深く本を読む。