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186:目標を具体的にする

プロアクティブ・イマジネーションを活用するためには、説得力のある、焦点の定まった要求を作り出すことが必要である。説得力のある要求とは、それを作り出してから返答を得るまでの期間を短くする。より焦点の定まった要求は、アイディアを得る時間を速くし、そのアイディア自体もより良くなる。

説得力のある、焦点の定まった要求(目標)を作るための4つのステップは以下の通りである。

  1. 要求を具体的にする
  2. 要求を数値で表す
  3. 結果に到達するまでの期間を定める
  4. 「心の言葉」を使い、結果を視覚化する

説得力のある要求:ステップ1「具体的にする」

心は私たちの要求を厳密に知っている。目標はとても具体的なものでなければならない。例えば、あなたが家電の営業マンで、営業成績を上げたいと思っている。

「売上を伸ばしたい」という目標を設定しても、それだけでは不十分で不明確である。これでは結果も不十分で不明確なものになってしまう。この目標が十分に具体的でないことは明らかだ。

「どの」製品を売りたいのかが分からないからである。一つ選び出してみよう。ソニー製のテレビではどうだろうか。これで、「ソニー製のテレビの私の営業成績を伸ばす」というように、前述の目標を具体的にすることができた。(p.179)


  • やめる:とにかくがんばる
  • 始める:目標を具体的にする