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173:“TO DO”リストの作成はやめる

“TO DO”リストを作成しても、ほとんど良い結果は得られない。もしかしたら、世界中に一人ぐらいは、幸運にもうまく使いこなしている人がいるかもしれないが、私としては“TO DO”リストを作成しても、良い結果が出るとは全く思わない。

(中略)

いくつかの理由を挙げてみる。

  • “TO DO”リストを作成する、という行為そのものが、何かを達成したという気分にさせるので、続けて仕事をしようとする意欲が弱くなる。
  • “TO DO”リスト作成後は、リストの一番上に書いてある仕事が一番重要だという気になる。実際にはそうでないかもしれない。
  • 優先順位が変わったとしても、もともと記入した仕事の順に終わらせようとする傾向がある。これは「作成者の傲慢」と言われるものだ。

(中略)

一つの山の優先順位システムの中では、それぞれの仕事が分かれているため、とても柔軟性がある。“TO DO”リストのようにすべてがつながってはいない。“TO DO”リストを作成するかわりに、完了させたいそれぞれの仕事に対して、優先順位システム用シートを記入する。

“TO DO”リストに10の仕事が書いてある場合は、それらの10の仕事を表す10枚の優先順位システム用シートを作成する。こうすれば、その10の仕事は直接優先順位システムに入れることができる。それら10の仕事は、適切な順番で優先順位がつけられる。この順番は、毎朝優先順位をつけ直す時に好きなように変えられる。この手順により、今までの“TO DO”リストの失敗を修正できる。

これからは、最高の結果を生み出すために、“TO DO”リストの作成はやめるべきだ。
(p.68)


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