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本来やりたいことの前提を目標に据える

「来週の今日」ブログを続けて3週間がたちました(21本書いたうち14本は過去、残り7本は未来)。

大きく予想(期待)が外れて、非現実的な記述が見つかることもあれば、かなり現実に近い展開を予測できている場合もあります。

毎日寝る前に「来週の今日」についての記録を書くのですが、だんだんと手順も確立してきました。

「来週の今日」ブログを書く手順

 1.「来週の今日」のタスクリストを眺める
 2.どの時間帯に何をするかを確認する
 3.各タスクのアウトプットを想像する
 4.各タスクに取り組んでいる時の心境を想像する
 5.その日の終わりの気分を想像する

言うまでもなく、「来週の今日」のタスクリストが準備されていることが前提になります。やろうとしていることは「来週の今日」についての記録を書くことですが、そのためには「来週の今日」のタスクが明確になっている必要があるわけです。しかも、それぞれのタスクをどの時間帯に行うのかも含めて。

単に「一週間先のタスクを明確にしておこう」という意志だけでは必然性が薄いために実行は難しいかもしれません。でも、「来週の今日」についての記録を書くために必要だから、という必然性があれば、実行の後押しになりそうです。

そして「一週間先のタスクを明確にしておこう」を実行に移すためには、「6日先のタスク」が把握できている必要がありますし、以降「5日先」、「4日先」とさかのぼって、結局は今この瞬間に何をすべきか、というところに収れんすることになります。考えてみれば当たり前ではありますが、すべて連綿とつながっているわけです。

もちろん、途中で想定外のタスクが入ってくることもあるでしょう。でも、想定内のタスクについては抜かりのない「迎撃態勢」を整えることができるはずです。

本来やりたいことの前提を目標に据える

「来週の今日」ブログに期待できる成果としては、直前で書いたように、

 ・想定内のタスクについて抜かりのない「迎撃態勢」を整える

ことが挙げられますが、これをそのまま目標として設定するのは、

 「うん、確かによいことだと思うけど、マストではないよね」

という「断る余地」を残すことになります。

そこで、「迎撃態勢」を整える上での具体的な前提、あるいは必要条件を目標に据えることで、最終的な落としどころをいったん忘れた上で、地に足の着いた行動に注力できます。

例えば、「顧客の満足を目指す」にしても、実際にはこれを実現するための具体的なタスクを決めるはずです。打ってつけの事例がメルマガ「えのさんeの素」で紹介されていました。

「マネジメント」 具体策から方針をつかめる

理念や基本方針、年度方針などを部下に浸透させる場合、事例をあげると理解させやすい。

「顧客の満足は私たちの喜びです。」という理念なら、一度使った商品は返品を受けないと決めていても、顧客の間違いは使う前にはわからなかったと思ったので引き取ったとか、プレゼントと聞いて、メッセージカードを添えてはどうですかとペンと共に渡してあげた、というふうに事例をあげる。

今年度方針が、スピード対応だったら、作業中に電話がなったら、すぐに作業を止めて3コール以内で電話に出る。安全優先だったら、機械の作業で事故の可能性のある場所に注意書きをつける、というふうに。

社員には方針から具体策を考えさせるのが一般だが、具体策から方針を理解させるということも一考してみるといい。

個人レベルでも、方針と具体策が遊離する──やりたいこととやっていることとが一致しない──ことは少なくありませんから、

 「その方針を実現するためには具体的に何をすればいいのか」

を自問するとよさそうです。

「来週の今日」ブログを書くことは、これを促す効果があると感じています。

▼関連:
1週間後の「来週の今日どうなっているかブログ」 

というわけで、1週間ほど「来週の今日どうなっているかブログ」を続けてみたのですが、意外な発見がありました。

「来週の今日どうなっているかブログ」 

果たして、実際にはどうなるのか? この続きは1週間後に書かれることになるはずです。

困ったら、やりたいようにやってみる 

いずれもいま目の前にある仕事に没頭するために、仕事の障害となっている要因を一時的に“麻痺”させるためのアイデアと言えます。同時進行させるわけにはいかない場合にはこの方法が有効でしょう。

「もうこれで大丈夫」ではまだ不十分 

一通りの準備を終えた時に、

 「もうこれで大丈夫だろうか?」

と自問するのではなく

 「よもや自分は『もうこれで大丈夫』などと思っていないだろうか?」

と詰問するのです。この詰問に対して、やすやすと「イエス」と答えられてしまうのであれば、準備不足でしょう。