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「もうこれで大丈夫」ではまだ不十分

何事にも準備が大切ですが、どんなに準備に準備を重ねても「もうこれで大丈夫」ということにはなりません。本番になれば必ず1つや2つ「うわぁー、想定外!」な事態に打ちのめされるものだからです。

だからと言って手をこまぬいてもいられませんが、「やってみないとわからないこと」というものは、やってみないことにはわからないからこそ「やってみないとわからないこと」なわけで、残念ながら本番までは手をこまぬいているほか手がないということになります。

それにしても「もうこれで大丈夫」と安心して本番を迎えられるようになる日というのは来るのでしょうか?

そんな疑問を解決するためのヒントになりそうな言葉がメルマガ「えのさんのeの素」にありました。

ちょうどいい数とは方針がないことを語っている。

テレビゲームやファッション衣料など、商品価格が短期に大きく変動する商品の仕入れは難しい。特に発売数ヶ月前に新製品の発注締め切りがある場合、予測より売れすぎると品切れ、売れないとデッドストックになる。仕入れ担当者に、どういう基準で仕入れるのかを尋ねると、ちょうどいい数をよんで発注するという。

良さげな回答だが、的をはずしている。

品揃えを優先するなら、多い目に発注し、残った場合の処分案を事前に検討する。
利益率を優先する場合、足りないめで発注し、品切れした場合の商品確保の方法を研究しておく。

ちょうどいい数とは方針がないことを語っている。

これを読んで思いついたのが「自分を詰問攻めにしてみる」という奇策。

一通りの準備を終えた時に、

 「もうこれで大丈夫だろうか?」

と自問するのではなく

 「よもや自分は『もうこれで大丈夫』などと思っていないだろうか?」

と詰問するのです。この詰問に対して、やすやすと「イエス」と答えられてしまうのであれば、準備不足でしょう。「ノー」であれば、「ノー」と答えるより先に「こーなった場合は、あーする」「あーなった場合は、こーする」のように、想定されうるあらゆるパターンに対する対策を考えることで頭がいっぱいになっているはずです。

そういう「無数の対策で頭がいっぱい」の状態で本番に臨むことによって、「失敗しないだろうか?」とか「想定外のことが起こったらどうしよう?」といった雑念が入る余地がなくなるため、「これがダメなら、あれがあるさ」という手持ちのカードが尽きるまで攻め続けることができます。

「考え抜く」という言葉がありますが、「考え抜こう」と思ってもなかなか考え抜けないものです。なぜなら、具体的に何をどうしたら「考え抜いた」ことになるのかがよくわからないからです。

代わりに「頭の中を対策だらけにしよう」というゴールであれば、とりあえずやるべきことは対策を考えることになるわけで、迷わず身体を動かすことができそうです。

「詰問攻め」にしても「対策だらけ」にしても共通するポイントは、

 メッセージはシンプルかつ具体的に

不安を対策で塗りつぶし、目に見えないものを目に見えるもので覆い尽くすことによって初めて、本当の意味で「もうこれで大丈夫」になるのでしょう。

「もうこれで大丈夫」と安心している自分を見つけたら、まだまだ準備の余地ありありです。