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朝食会の品位を保つために気をつけるべき7つのポイント

池田千恵
2010年も後半戦に突入しました。これを機に、7月から朝型に切り替えよう!と決意した方もいらっしゃるかもしれません。

以前、早起きできない人でも間違いなく早起きできるようになる方法として、自ら朝食会を主催してしまおう、というアイディアをご紹介しました。(「続けられる朝食会を主催するための、2つの秘訣」)早起きしたいけどできない、と悩む前に、無理にでも朝早く予定を作ってしまえばいい。意志を根性だけで貫くのではなく、仕組み化してしまう提案です。

2010年前半、思い通りに行った方も行かなかった方も、後半戦はこんな一歩からスタートするのも一案です。

今はTwitterやSNSなどで「集まろう」と声をかければ、すぐにでも会が開ける時代。私が主宰する朝食会「早朝グルメの会」(高級レストランでステキな雰囲気を感じながら、おいしい料理を食べることを「ニンジン」にして楽しく早起きしよう、という会)参加者の方でも、Twitterのつぶやきからスタートして朝食会を開始した方がいらっしゃいます。

こうして「朝食会」人口がどんどん増えて行くのはとても嬉しいことです。朝食会をきっかけに、「早起きすると一日が長い!」「早起きって気持ちいい!」「私だって早起きできる!」という人が増えれば、1日1日を充実感、達成感を持って前向きに生きていく人が増えると考えているからです。

しかし、回を重ね、参加人数が増えるにつれ、私にも悩みがでてきました。主催者側が前もって気をつけるべき、マナーの問題です。「朝」がブームになっているからこそ、気軽に会を開催できるからこそ、朝食会の会場やスタッフに対する敬意を、より意識しなければならない機会が増えました。

 
朝食会を運営するからには参加者から満足をいただくのはもちろんのこと、会場として使ったお店からも満足してもらえるように努力する必要があるのではないでしょうか。

基本的にホテルの朝食は宿泊者の方優先のもの。(ホテルに限らず、飲食店を会場にする場合は、純粋に飲食を楽しむ方優先)。周囲のお客様、ホテル/お店のスタッフを不快にさせるような立ち居振る舞いは、我々の品位を損ねますし、ひいては「朝から楽しく食事をする」という私たちの行為ですら、ホテル/お店側から「迷惑」だと思われかねません。せっかく早起きの良さを伝えたいのに、「あーまた始まった」なんて思われては本末転倒ですよね。

これは規模が大きくなればなるほど、会の主催者が抱える悩みだと思います。早朝グルメの会を始めてすでに1年8ヶ月。これまでいろいろ失敗を繰り返してきたので、その経験が生きればと思い、今回は「朝食会開催時、主宰者が気をつけておくべきマナー」についてお伝えしたいと思います。

朝食会のマナーと言っても、何も難しいことはありません。基本的にはホテルや飲食店を利用する時のマナーと同じ。「私はお金を払っている客だから、何をしてもいい」という気持ちでなく「もてなしてくれてありがとう」という気持ちが根底にあれば、必然的に相手が気持ちいいと思う行動ができるようになると考えています。

 
以下に、順を追って私が気をつけているポイントを挙げてみます。

 

予約時のポイント

予約電話はピーク時間帯を避ける

飲食店は11時30分~13時30分、18時~21時くらいまでは忙しさのピーク。電話をしても、なかなか繋がらなかったり、繋がっても担当者と直接話せなかったりする場合があります。スタッフだって、バタバタの状態で聞いた要望よりも、落ち着いている時に聞いた要望のほうが冷静に聞いてくれるはず。ピークは避けたほうが無難です。やむを得ずピーク時にかける場合は「お忙しい時間に失礼します」の一言を忘れないようにしています。

予約の際は1つのテーブルでの最大人数を探る

「早朝グルメの会」は、会員数が増えても少人数制を維持しています。開催場所として高級ホテルを使うことが多いため、大勢でワイワイというよりも、参加の皆さん同士が落ち着いてしっかり交流できる会がいいと考えているからです。(その分半年に一度は、30人以上でワイワイ交流できる機会も今後考えています)テーブルが2つ以上に分かれてしまうと歩き回って騒がしくなる上、全員の参加者の皆さん同士のコミュニケーションが難しくなるため、1つのテーブルを作れる最大人数を募集人員と決めています。テーブルが1つになるだけで、少し大人数(~12人程度)でも比較的落ち着いた交流ができるようになります。

予約不可のお店に行く場合でも、いきなり突撃しない

高級ホテル/人気レストランは事前予約不可というところが多くあります。予約不可なら、直接行けばいい、とばかりに、突撃でオープン前から大人数で並んでしまっては、他のお客様にも迷惑がかかってしまいます。

予約不可の場合でも、事前に電話で「×曜日に○人で朝 △時から伺ったとしたら、どのくらいの人数で入れそうですか?」などとお伺いをたてるようにしています。(もちろん、予約不可なので、確実に入れる保証はないのですが)そこで大人数を拒否するような返答を頂いたところは、どんなに行きたくても、早朝グルメの会での利用はあきらめています。

たまにブログなどで、「いきなり行ってもマックス○人入れる」などと書いている方もいらっしゃいますが、実際そうであったとしても、突然早朝から大人数で向かうお客様をお店側はよく思わないので気をつけています。

個別会計をお願いしたい場合は、予約の段階で伝えておく

事前振込制や当日会費徴収制など、主宰者がまとめて支払う場合は気にする必要がありませんが、個別会計を希望する場合は、事前に伝えておいたほうが親切です。基本的に高級ホテルはこういった要望にはすべて応えてはくれますが、多少負担をかけるお願いは前もって伝えておいたほうが親切です。

 

開催時のポイント

テーブルを動き回ってむやみに名刺交換をしない(個室や貸し切りならOK)

レストランは本来、食事をするためのところ。貸し切りや個室ならかまいませんが、立ち上がって名刺交換をしだしたり、自己紹介で盛り上がってついつい大声を出したり、となると周囲のお客様の迷惑になります。私の会の場合は、テーブルを動き回らなければ名刺交換できないほど大人数(5人以上)の場合は、ホテルの外にでてから名刺交換してもらうよう、参加の皆様にお願いしています。

 

会終了時のポイント

お店の人に「ごちそうさまです」の一言を忘れない

私は大学卒業してすぐ、居酒屋の「和民」で1年店舗に勤めていました。その時に実感したのが、お客様の「ごちそうさま」「おいしかった」の言葉のありがたさ。どんなに辛くても、その一言があると元気になれました。それ以来、かならずお店の方には何かしら感謝の言葉をかけてから出るようにしています。(当たり前のことで、改めて書くことではないかもしれませんが)

気に入ったら、他の機会でもどんどん利用する

私は朝食で利用してサービスが気に入ったホテルを、お気に入りの打合せ場所として繰り返し利用しています。サービスがいいので自分のテンションが上がるし、「いつもありがとうございます」と声をかけられるとちょっと嬉しい、という単純な理由からです。

また、これはホテルではなく飲食店の話ですが、一度気に入ったお店は何度もしつこく通って、お店の人と仲良くなるのが好きです。お店の人も生身の人間。何度も通ってくれるお客様には親しみがわくものですし、通っているうちにいろいろな情報を教えてもらえるようになったりします。まだ高級ホテルでは、そこまでお店の人と仲良くはなっていませんが、今後は粋な常連客を目指してみようと思っています。

 
と、ここまでなんだか偉そうに書きましたが、まだまだ私も成長途中。いろいろイタイ失敗を今後も重ねていくでしょう。その失敗も糧に学び、成長していければいいなーと思います。

 

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
池田 千恵
マガジンハウス ( 2009-07-23 )
ISBN: 9784838719938
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

 

▼編集後記:
池田千恵
iPadを手に入れました! 買うべきかどうしようか迷っていた時、「サラリーマジシャン」さんのパフォーマンス「iPad Magic」をYoutubeで見て、「iPadは人前でプレゼンをする人は今後絶対に必要になる!」と直感的に思い、購入しました。

 
さっそくプレゼンテーションツールのKeynoteを入れて、今まで作ったパワーポイント資料をKeynoteで読み込めるようにしてみました。3~4人で打合せをするときなど、即座に取り出してプレゼンできるのでとても便利!まだまだKeynoteは初心者なので、これから使い方を覚えて行こうと思います。

 

  
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。