「早起きしたい!といつも思っているけど、なかなか夜型からの切り替えがうまくいかない...」
そんな方におすすめなのは「朝食会を自分で定期的に開催し、早起きのペースメーカーにする」ことです。
「え? 早起きすらできていないのに、いきなり朝食会を主催?」と驚かれるかもしれませんね。主催というと大げさに聞こえるかもしれませんが、発起人になって友人や仲間を誘ってみる、という気軽なイメージです。これが早起き生活スタートのための起爆剤となります。なぜならば、孤独な一人作業である早起きを、人を巻き込んだプロジェクトに変えることができるからです。
誰かが主催する朝食会に参加する場合は、眠い時はどうにか理由をつけて断ることができるかもしれません。でも自分の会を自分が断るわけにはいきませんよね。そのプレッシャーを前向きに利用するわけです。
会を定期的に主催するということは、定期的に早起きしなければいけないということ。この会を生活のリズムに組み込むことで早起きに対する抵抗感も徐々に取り除くことができ、朝食会がない日でも、だんだん早起きができるようになります。
今はTwitter/ブログ/SNSなどで、「集まりましょう!」と声をかければ、すぐに集まることができる時代。最初は友人を誘いあうところからのスタートでもOKですので、始める垣根は低いです。
とはいえ、思いつきで始めてしまうと、やる気の炎が燃えている最初の数ヶ月は続けられたとしても、なかなか長期間続けることはできません。私の主催する「早朝グルメの会」(朝7時からおいしい朝食を食べる会。毎月1度開催で1年2ヶ月続いています)の参加者から、こう言われたこともあります。
「池田さん、1年以上この会を続けているなんて、すごいですね。私の周りにも朝食会を主催する人はけっこういるんですが、最初は一生懸命開催するのに、そのうちだんだん開催頻度が低くなって、立ち消えになっちゃう人が多いんですよね」
実は続けられる朝食会には、企画段階で考えるべき2つのポイントがあるのです。
ポイント1:常にネタを仕入れられ、かつ自分も楽しめる企画を考える。
「早起きしたいから集まろう!」というだけではモチベーションは続きません。集まるからには何かテーマを決めたいもの。ここでの注意点は、テーマの設定は、数回開催するとネタ切れしてしまうものは避けることです。例えば早朝ドライブの会を開催したとしても、早朝の限られた時間でドライブに行ける場所は限られてしまい、結局同じ場所をぐるぐる走る、となれば数回開催するだけで飽きてしまいます。常にネタを仕入れられる一例は、読書会やニュースを報告して議論するような会です。本は毎日毎日出版されつづけていますし、ニュースも日々生まれるのでネタ切れしません。
また、夜型の方にとっては早起き自体が「苦行」ともいえる行為ですよね。せめて会ぐらいは、自分が開催していて楽しいものを設定しましょう。私の場合は食べることがとにかく好きなので、おいしい料理が食べられて早起きもできる、ということで「早朝グルメの会」を開催しています。朝からおいしい朝食を食べることができればテンションが上がりますし、朝だったら多少カロリーが高い食事を食べても、夜食べるよりも、(なんとなく)罪悪感が少ないから気が楽になります。その上、グルメ×本の紹介という、ネタがつきない2つの要素を掛け合わせているので、次はどうしよう?という悩みもなくなります。
ポイント2.To doリストテンプレートを作り、「いつ、何をすべきか」をいちいち考えないですむようにする
会を定期的に開催する場合、○日前に××をする、という細々とした作業が面倒な場合があります。また、会を続けていくうちに、前回聞いた質問を今回聞き忘れた!というように、ヌケモレが出てきてしまいます。そこで私は図のようなテンプレートを作っています。このテンプレートにすべきことを記入しておけば、書いた通りのことを繰り返すだけなので、毎回同じことで時間を使うことはありません。
今回お伝えした方法は「朝食会」と限定はしていますが、朝以外でも、会を主催する時に応用できるものです。会を主催したいと思っている方は参考にしていただければ幸いです。
12月13日開催今年のホノルルマラソンに参加予定です。とうとう1ヶ月を切ってしまいました! 朝ランをしているのですが、まだまだトレーニング不足。その上1週間ハワイに滞在する間、仕事がストップするので、それまでにしなければならないことが山積。大丈夫かな~と今からドキドキしていますが、なんとか4時起きで乗り切ります!!
▼池田千恵:
前向き早起きエバンジェリスト。朝を有効活用してビジネスの基礎体力をつける「Before 9(ビフォア・ナイン) プロジェクト」主宰。