「自分をカード化する」というと、「自分にはカード化できそうな特技や強みなんて…」と思われる方が少なくないかもしれません。
↓以下の記事の続きです。
しかし「じぶんデッキ」は特別なスキルや実績を持つ人のためだけのものではなく、むしろ
- 「自分は何者でもない」
- 「自分は何も持っていない」
そんなふうに感じている人にこそ試していただきたい手法です。
なぜならじぶんデッキでは、「あらゆるものはカード化できる」からです。
あらゆるものをカード化する
あらゆるもの、すなわち特技や強みばかりだけではなく「そうでないもの」もカードにすることができます。
「そうでないもの」とは例えば、
- 特技とはいいがたい自分の趣味
- 自分の職業、性格、居住地といった属性
- 弱み、コンプレックス
というようなものです。
なぜこのようなものがカードとして成り立ち、そしてどんなふうに役立つのでしょうか。
ひとつ押さえておきたいのは、カードは単体で使うものではなくデッキを組んで使うものだということです。
つまりカード単体で見たときには大した価値がないように思えたとしても、他のカードと組み合わせた時に驚くべき効果を発揮する可能性があります。
カードのタイプ
「自分の中のあらゆる要素はカード化できる」と言われても、具体的に思いつかないという方も多いと思います。
そこで役立つのが、カードの「タイプ」です。
カードにはいくつかのタイプというものがあり、カードを洗い出す際のトリガーとして使ったり、デッキを組み合わせる際にも役立ちます。
タイプには種類があるので、いくつかご紹介します。
スキルタイプ
得意なこと、才能、持ってる資格、身につけた技術、人よりちょっとうまくできること、ちょっと詳しいことなどです。
情熱タイプ
好きなこと、ついつい夢中になること、過去に熱中してたこと、なんとなくやってしまうこと、夢などです。
属性タイプ
年齢、性別、学歴、職種、キャリア、出身地、居住地、家庭環境、見た目、性格などです。
人脈タイプ
友人、知人、家族、仕事のつながり、ネットのつながり、なんとなく身近にいる人、自分を応援してくれる人などです。
居場所タイプ
自分が存在している場所、舞台、所属しているコミュニティなどです。
壁タイプ
自分の弱み、欠点、コンプレックスなど、行動を起こすことを阻害したり結果を出したりする上での壁になっていると認識しているものです。
デッキタイプ
自分が今まで作ってきたデッキそのものも、カードとして使うことができます。
このようにスキルや特技のみならず、あらゆるものをカード化することができます。
「こんなカードが何の役に立つんだろう?」と思われるものもあるかもしれませんが、具体的な使い方は今後の記事でご紹介したいと思います。
まずはこのタイプをトリガーに、ぜひ自分がどんなカードを持っているのか洗い出してみてください。
「デッキを回せ!」(動画講座)
今回の記事で取り上げた「デッキ」についての動画講座です。
事例をまじえて詳しくお話していますので、ぜひご覧ください!
以下のサンプル動画は、講座後半の質疑応答の一部です。
» デッキを回せ!