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日々の先送り対策は10分あれば十分

以前、ダッシュというアイデア(元記事:Run a dash)をご紹介したのですが、この元記事にインスパイアされたというJeff Covey氏の以下の記事が面白いです。

Running a Progressive Dash

この記事では“tenmins”(10 mins=10分)というメソッドが紹介されています。

 ●GTDで言うところの“Next Action”を振り返るための時間を、
 ●毎日10分だけ欠かさず確保するようにする
 ●10分間を厳守するためにタイマーを使う
 ●1日の最初に1分で自分が抱えているタスクをざっと見通して、
 ●2分でより詳細に目を通し、
 ●3,4分でそこから生じるあれこれに対処する

かなり細かくせわしない感じですが、こうして明確なルールを決めてしまうと継続しやすいということは確かにあると思います。以下はこの習慣を通して、Jeff Covey氏が見出したメリット。

 ●抱えているすべてのタスクを少なくとも日に1度は目にするため、
 ●やるべきことが見えなくならない(見落とす不安がなくなる)
 ●1日の始めにガーッと確認することで、先を見通すことができるので、
 ●仕事に追われることが減った
 ●作業効率もアップした感じ

 ●リストに新しい作業を追加しても、翌日には目にすることになるので、
 ●それに着手するタイミングも早まっている
 
 ●なかなか手を着けられない仕事も、とりあえず毎朝目を通すことで、
 ●先送りをせずに取り組むことができそう

「1分で確認を済ませる」という手軽さと、毎日必ず目を通すことがポイントのようです。確かに、見えなくなると「他にも何かあったような気がする」という余計な不安を抱えることになりますので、すべてを「見える化」することは効果がありそうです。

さらにこの“tenmins”の習慣を続ける中で編み出したコツが紹介されています。

 ●10分かからずして“Next Action”をチェックし終えることができたら、
 ●残った時間は、メールの受信トレイのチェックにあてる
 ●さらに時間が余れば、書きかけのメールを書き終えてしまう
 ●それでもまだ時間があるなら、読もうと思って集めておいた記事を読む

現在取り掛かっているタスクはもちろん、同時に「次」のタスクにも意識が向いているため、次に何をすべきかを迷わなくなったそうです。

原文はこちら