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筋トレにかまけて「本来の課題」から逃げているかもしれない



大橋悦夫目下、毎日欠かさず筋トレに取り組んでいます。具体的には、腹筋とプッシュアップ(腕立て伏せ)とダンベルロウイングの3種目で、腹筋は毎日、プッシュアップとダンベルロウイングは1日置きです。

以下の記事で紹介したアイテムを駆使しています。


これまでにもパーソナルトレーナーにお願いして週に1度ジムでトレーニングを見てもらったり、自宅でも自主トレをぼちぼちやったりしたことはありましたが、毎日ではありませんでした。

現在は、自主トレのみですが毎日取り組んでいます。

なぜ続けられるのかを考えてみると、それなりの成果が実感できているから、ということが大きいです。入浴時にふと鏡を見ると、目に見えて体型が変化しています。特に腹筋は顕著です。顕著に変化を実感できるからこそ毎日やれているのでしょう。

しかし、ここで思い出すことがあります。

「本来の課題」から逃げていないか?

昨年の話ですが、この本の中で以下のような指摘を目にし「ううむ」と唸らされたのです。

体重とお金にはよく似た傾向があります。体重やお金のことを考えていれば、「本来の課題に取り組む必要がない」というメリットです。

それゆえに手放さずに問題として大事に持ち続けてしまう、というわけです。

今回は体重ではなく体型ですが、方向性は共通しているので同じものとしてみなせます。

つまり、筋トレに取り組んでいる限りは、実は他にももっと優先して取り組むべき「本来の課題」から距離を置くことができてしまうのです。

そりゃぁ、体型はボテッとしているよりはシュッとしている方が良いですよね。だから、筋トレに励んで「シュッ」とした体型を目指したいわけです。

でも、それは「本来の課題」を差し置いてでも目指すべきことなのか?

無意識のうちに筋トレに「逃避」しているのかもしれません。

到達したいレベルは自分で選べる

もちろん、体型をシュッとさせることも僕の中では重要な課題なので、「逃避」はちょっと言い過ぎではないか、と反論したい気持ちもあります。

確かに筋トレをしている限りは、ほぼ確実に「体型改善」という成果が手に入るので、「本来の課題」に取り組むよりも魅力的に思えます。

つまり、「本来の課題」は成果の内容も成果が得られる保証も不確かな、実にギャンブル要素の多い取り組みなのです。

たとえ筋肉痛がツラくとも、“シックスパック”を目指すことのほうが安パイに思えてきます。

同時に、どこかでギャンブルに乗り出さなければ、次のステージには進めないことも頭では分かっています。

つい最近もこの本で以下のような指摘を目にしたばかりです。

あなたがいたいレベルはあなたが選びます。自分の富は自分で選べるのです。現在のレベルがわかると、そのレベルにとどまるか、レベルを上げるか、下げるかを選ぶことができます。どの選択肢にも特典と代償があります。

「特典」とは、「本来の課題」を差し置いて、筋トレをやり続けられる自由であり、
「代償」とは、筋トレはほどほどにして、「本来の課題」に立ち向かうストレスでしょう。

「出来ない」は「したくない」

そういえば、

「出来ない」は「したくない」

私たちが「出来ない」と言う時には、「したくない」が隠れています。

という指摘もありました。

ますます追い込まれます。

参考文献:

その名の通り「感情」のしくみがマンガで分かりやすく解説されています。「うぐぐ…」と心をえぐられるような気持ちにさせられたり、「こうすればいいのか~」と安堵感に包まれたり、まさに感情が揺り動かされる一冊です。

感情のことをよく理解せずに形だけ大人になってしまいました。



同じ著者による新書。



「ウェルスダイナミクス(WD)」の考案者であるロジャー・ハミルトンの著書です。ロジャー・ハミルトン自身の感情の軌跡を辿りながら、彼がいかにして現在の「レベル」に到達したのかが描かれています。また、WDの構造も実に分かりやすく解説されています。



▼WDについては以下のような記事も書いていますので、合わせてどうぞ。