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Scrapbox入門10 「テキスト操作あれこれ」

倉下忠憲

前回は、検索ボックスの使い方について紹介しました。今回は、テキスト操作にまつわるミニTipsを紹介します。

ちなみに、内容についての詳しい話や、そもそもScrapboxってなんやねん、については書籍『Scrapbox情報整理術』をご覧ください。あるいは、Scrapbox研究会にも情報が集まっているのでそちらを参照してください。



クイック・個条書き

Scrapboxでは、いきなり個条書きに入れます。リッチテキストエディタのように、書式の設定などをする必要はありません。行頭で、全角か半角のスペース、ないしはTabを押せば、そこが個条書きになります。

個条書きになった行で改行を入れれば、当然のように次の行も個条書きになります。

また、以前紹介した形操作のショートカットでその行を個条書きに引っ張り込むこともできます。

こうして個条書きになった行は、全体が一つのブロックになり、これまた以前紹介したショートカットでその全体を移動させられます。

基本的にはプレーンテキストエディタのような操作感で、半分くらいアウトライナーの操作感が入っているという、いいところどりのエディタがScrapboxで、もうこれだけでもScrapboxを使う価値は十分にあります。

行頭字下げ

行頭でスペースを入れると個条書きになるので、段落行頭字下げを入れようとすると、個条書きになってしまいます。

そしたときは、ページメニューにある「Hide dots」を利用しましょう。すべての個条書きの行頭にあるバレットが消えます。

あるいは、少し変則的ですが、行頭にブラケットで囲んだスペースを入れる手もあります。これも、見た目は行頭字下げしているように見えます。この場合は、クイック・個条書きを併用できます。



プレーンでのコピー

Scrapboxは、リッチテキストではありませんが、ページリンクを作成する際にはブラケットによる装飾が入ります。

このブラケットが、他のツールにコピーして使う場合に、若干邪魔になるときがあります。

そんなときに使えるのが、「Copy plain」です。

ブラケットなしの本文がクリップボードにコピーされます。

ブラケットをそのままに

Scrapboxでは、ブラケットはさまざま記法に使われています。そうなると、本文中にブラケットをそのまま使いたいときに困ります。

そうしたときは、`(バッククォート)を使いましょう。ブラケットをバッククォートで囲めば、そのままブラケットを表示させられます。

また、コードブロック記法の中でも、ブラケットはそのまま表示されます。

ちなみに、いくつかのURLはScrapboxにペーストしたときに自動的に展開されますが、それを阻止したい場合は、バッククォートを入力してからコピーしてみましょう。そのままのURLが貼り付けられるはずです。



さいごに

今回はテキスト操作周りをいくつか紹介してみました。

Scrapboxでは、リンク作成と関連ページに注目が集まりますが、実はエディタにおけるテキスト操作が抜群に快適、という特徴もあります。リッチテキストのような煩わしさがなく、かつ個条書きが扱えて、行単位の移動も楽々こなせる。そういう特徴です。

この特徴の良さは、おそらく実際に触ってみるまではあまりわからないでしょう。使っているうちにジワジワと感じられる効能です。普段からアウトライナーを使っている人にはごく普通の感覚でしょうが、そうでない方ならば、きっと新鮮な驚きがあるでしょう。

エディタとしてのScrapboxにも注目です。

▼今週の一冊:

日本の大学の話なのかなと思ったら、人類の知の系譜を辿るところから始まるなかなか本格的な本でした。かといって難しく書かれてもいないので、興味深く読み進めていけそうです。


▼編集後記:
倉下忠憲

原稿進捗が二度目くらいの谷に突入しています。書くことは揃った、順番もあらかた決めた。でも、これで本当にいいのだろうか、という疑念がぬぐえません。もうちょっと試行錯誤が必要そうです。


▼倉下忠憲:
新しい時代に向けて「知的生産」を見つめ直す。R-style主宰。メルマガ毎週月曜配信中