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イマココに集中するために「仕事を終わらせる」ことをやめる



大橋悦夫以下の記事にて「ぽぽさん」に取り上げていただいていますが、この考え方が本当に重要です。

「取りかかる」だけなら簡単なのです。
「イヤな仕事はなかなか取りかかれないじゃないですか」という意見もあるでしょう。
それは、しかし、違います。「取りかかるだけ」なら本当に簡単なのです。
「イヤな仕事はなかなか取りかかれない」には省略されている部分があるのです。
「イヤな仕事は(取りかかれても簡単には終わりそうもないから)なかなか取りかかれない」
つまり、終わらせようとしているからこそ、それがプレッシャーを生み出し、取りかかりを阻害するのです。

上記は僕がこの記事に書いた文章ですが、その後に「ぽぽさん」は以下のようにまとめてくださっています。

この考え方をちゃんと理解してから「仕事に取りかかるだけ」と考えるとなんとなく良い感じだなって思うようになりました。
漠然とした不安感が減ったというか。
ただ、こうして「仕事を終わらせない」「いつの間にか仕事が終わってた」とするためには、どうしたって自分がどういうペースで仕事を進めているのかというのはわかっていないといけないわけで。
そうすると、自分の行動を記録するって大事だなと思うわけです。

なぜ「自分の行動を記録する」ことが大事なのか?

これについて補足しますと、「いつの間にか仕事が終わってた」と感じられるということは、仕事の進捗状況が把握できていないということです。

「仕事の進捗状況が把握できていない」のはよろしくないことのように思われがちですが、実は逆なのです。

「仕事の進捗状況が把握できている」ことによって、「いまやっていることは仕事全体からしたらごくごく一部に過ぎない」という現実を突きつけられます。

これは「いまやっている仕事」を進めるうえではノイズになります。

だからこそ一時的に「いまやっていることは仕事全体からしたらごくごく一部に過ぎない」という現実を脇に追いやり、「いまやっている仕事」だけを相手にする、すなわち一騎打ちに持ち込むことで少なくとも「いまやっている仕事」は確実に進みます。

言い換えれば、イマココに集中しましょう、ということです。

裁縫でいえば「待ち針」を刺すことで、いま縫っている部分に集中できますが、これに似ています。

「待ち針」を刺すことで、言ってみれば「時間を止める」ことができるわけです。