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トップ > シゴタノ! > メモした年月日時分(+できれば秒)を残しておくと、そのメモはアイデアになりやすい






大橋悦夫僕がEvernoteが使い続けている理由の1つは、ノートを作成した瞬間にそのノートの作成日時が刻まれることです。そのノートを作成した(=メモしたいと思った)瞬間が人生のタイムライン上に正しくピン留めされるということです。作成した年月日だけでは足りません。作成した年月日時分(+できれば秒)まで残っていることが望ましい。

この理由については以下の記事で書きました。

» #たすくま 経由で読書メモを残す効用

たすくまはタスク管理ツールであると同時に行動記録ツールでもありますので、アイデアメモをタスクとして「実行」しておくことで、

  • どの時間帯に思いついたのか
  • どのタスクの前(後)に思いついたのか

を後から振り返ることができるようになります。

上記は読書メモをタスク(実行)管理ツールである「たすくま」経由で作成するメリットについて書いています。最終的にはここで作成した読書メモは、作成日時とともにEvernoteに保存されます。

一日の行動記録メモ、読書メモ、アイデアメモが渾然一体となって時系列に並ぶことになります。

さらに、ノートによっては位置情報を持つものもありますので、「いつ」に加えて「どこで」という属性情報も加わります。

その結果、読書メモやアイデアメモがどのような状況下で生まれたのかを後から容易に辿れるようになるのです。

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「それだけ……?」

確かに、作成日時を残しておけば「どのような状況下で生まれたのかを後から容易に辿れるようになる」でしょう。

当然のことです。

でも、「それって意味あるの?」という疑問を感じられる方もいるかもしれません。

まさにこの疑問に明快に答えてくれる一節に出会いました、『仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。』という本の中で。

以下は「忘れ去ったアイデアをよみがえらせる方法」という項の冒頭部分です。

それでは手始めに、過去のアイデアを復活させて活用するためのメモ術をお話ししましょう。

第3章「つたメモ1」で紹介する「メモ年月日」です。

方法は簡単。ただ、生年月日のように、メモが生まれた日付を書いておくだけ。

「それだけ……?」と思われた方も多いですよね。そうなんです。たった、それだけ。

実は、メモを取り始めた当初は、私も日付なんかには意味がないと思っていました。でも、ただの整理のために続けていたら、意外にも過去に考えたアイデアが、未来にどんどん復活するようになった。とても簡単なのに、実は、効果抜群なのです。

この後、「メモ年月日」を残しておいたことによって、ヒット商品を生み出すことができたというエピソードが紹介されています。

簡単にまとめると、以下の通りです。

  • 夏に発売される商品の広告制作に取り組み始めた
  • その時は冬だったので夏のイメージがなかなか思い浮かばなかった
  • 手元にあったメモのうち夏に書き残したメモを見返してみた
  • そこに良いヒントとなる言葉に再会できた
  • この言葉を広告に使ってみた結果、その商品がヒットした


自由自在にアイデアを「召喚」するために

これは、以下の記事に書いた「再現」に通じます。

» 日記を読み返すと過去の自分と一体化できる。その効用とは?

数年~数十年前の日記を読み返すことがあります。読み返しているうちに当時の記憶が蘇り、日記の行間、すなわち日記に書かれていないことも思い出され、当時の気持ちもよみがえり、まるで頭の中だけタイムスリップが起こったかのような錯覚に陥ることがあります。

このことは特に「うまくいっていたときの自分」を再現するうえで役に立ちます。

「再現」というより「召喚」と呼んだ方がいいかもしれません。

必要に応じて、「今」にもっとも相応しい過去の自分を「召喚」する。そのときに「どの自分」かを特定できなければ願いが叶わないわけですから、過去の自分それぞれにきちんとタイムスタンプを付けて区別できるようにしておく必要があるわけです。

アイデアとは突き詰めて考えると「自分が過去に触れてきた何か」だと言えます。なぜなら、自分がいっさい触れたことのないことは思いつきようがないからです。

つまり、ひらめく可能性のあるアイデアとは例外なく「無数にいる過去の自分のうちの誰かが知っていること」であり、必要に応えられるその誰かを特定できたとき「ひらめいた」ということになる、と考えられます。

メモの作成年月日時分(+できれば秒)という“アドレス”がアイデアを引き出すカギになるのです。

 

参考文献:

てっきり、アナログメモの手法についての本かと思って、僕自身はデジタルメモ一辺倒ということもあり、しばらく積ん読だったのですが、ふと読み始めたらアナログ・デジタルを問わない「メモ」の本。後半にはEvernoteの話も出てきます。もっと早くに読んでおけばよかったと後悔しました。

小説家の伊坂幸太郎さんとの対談もあり、小説家がどのようなメモをもとに作品を書いているのかの一端に触れることができて興味深かったです。

» 仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。[Kindle版]


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