今日、たまたまTwitter経由で目にした写真に興味を惹かれ、その方のInstagramアカウントを知り、その方のインタビュー記事にたどり着き、読み始めたところ、「あぁ、やっぱりそうか」と改めて同意するとともに、同時にやや失意を覚えることがありました。
順番にいきます。
まず、興味を惹かれたツイートがこれ。
「空き缶は潰して捨てましょう」
総集編#オモ写 pic.twitter.com/luAxPRz3fS— ホットケノービ (@hotkenobi) February 10, 2017
映画はよく観る方なので、なかなか心に訴えるところがありました。
つまり「これは良いものだ」と感じました。
次にこの方のInstagramアカウントを知り、ほどなくしてたどり着いたインタビュー記事が以下。
» 「#オモ写」ホット・ケノービさんにフィギュア撮影についてインタビュー – Be Power Hard Boiled(リンク切れ)
「あぁ、やっぱりそうか」と感じたのは
「あぁ、やっぱりそうか」と感じたのは、このインタビュー記事の中の以下の部分における、
後は、
・できるだけ定期的にアップする。
・フィギュアの写真以外はアップしない。
・いいと思った写真には「いいね」や「コメント」といったリアクションをする。
ですかね。
「フィギュアの写真以外はアップしない」という部分(太字部分)です。
この方にとっては、「フィギュアの写真」が「好き」であり「得意」でもある、言ってみれば“スイートスポット”であり、ここ以外の面は相対的にはそうではない、ということになります。
もちろん、「こういうフィギュアの写真を撮っている人の日常にも興味がある」という需要もあるかもしれませんが、少数派だと思うのです。
問題は、自分にとっての「スイートスポット」をいかにして見つけ出すか。
情報発信を始めるや否や即座にこれを見つけ出す人もいれば、何度も“ハズレくじ”を引きまくって、最後の最後でようやく引き当てる人もいるでしょう。
「これならいける!」という手応えを感じたとしても、実はさらに引きの強いコンテンツがまだ自分の中に眠っているかもしれず、それを差し置いて「そのコンテンツ以外はアップしない」と決め込むことはギャンブルです。
一方で、さらに引きの強いコンテンツがまだ自分の中に眠っているかもしれない可能性に賭けて「引き続きいろいろアップし続ける」という現状維持もまたギャンブルです。
あなたなら、どうしますか?
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このような成果が得られた背景には、知ってか知らずか自らの「ファインプレー」をためらわずブログでも人前でも出し続けたことがあるのではないか、と僕は考えています。
これが私の「ファインプレー」だ! と思っても、それは大いなる勘違いだった、ということもあるでしょう。でも、その「勘違い」という“ハズレくじ”を引き続けていけば、いつか本当の「ファインプレー」に突き当たるはずです。
問題はどのようにしてその“ハズレくじ”を引き続ける日々をしのぐか。
「いやぁ、まぁ、でも、やっぱり後部座席でいいです…」という人もまたいるかもしれません。
実は、書き続ける過程で、仮に「後部座席」に甘んじようとする自分に気づいたとしても、それはそれで1つの成果だと思うのです。
さまざまな可能性がある中で、いま書き続けてみたテーマが自分にとっては「後部座席」だったことがわかった、という成果。
時間のある限り、くり返し引き続けることができる「くじ引き」のごとく、また別のテーマで書いてみればいいのです。
かなり早い段階で「当たり」を引く人もあれば、「はずれ」をすべて引き尽くして最後に「大当たり」をものにする人もいます。
書き始める前に構成案を作り切りたいと考えるのは、事前に、見えている限りのハズレくじを全て取り除き切ってしまいたい、ということです。
でも、どれがハズレなのかは実ははっきりしていません。ハズレくじと思って取り除いたものが実は「当たり」だったことが後からわかることもあります。
「これは使えない」と切り捨てた素材が、後になって「文脈が変わったので、やっぱり使える!」と返り咲くことはザラにあります。
書き始めてみて初めてわかるのです。