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ヨドバシ・ドット・コムのエクストリームサービス便を利用してみて改めて痛感した、事前連絡とコミットメントの重要性



大橋悦夫ヨドバシ・ドット・コムはヨドバシエクストリームサービス便という自社配送を駆使して、極めてスピーディーかつ時間に正確な配達を実現しています。

改めて、自分の仕事においても事前連絡とコミットメントを徹底していかなければ、と背筋が伸びる思いです。

2016年10月20日(金)のFitbit Charge2の注文を皮切りに、ヨドバシ・ドット・コム(ヨドバシカメラの公式通販サイト)の利用頻度が高まっています。

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シャンプーや洗剤などの日用消耗品がメインですが、それまではAmazonで調達していました。

早ければ当日中に、遅くとも翌日には届くので、それで十分に満足でした。

でも、ヨドバシ・ドット・コムを利用するようになってから、さらに上のレベルがあることを知りました。

注文時に、ヨドバシエクストリームサービス便を選択することで、日中であればだいたいその日のうちに届けてもらえます(モノにもよると思いますが、概ね夕方を過ぎると「翌日12:00までに~」あるいは「翌日18:00までに~」という表記に切り替わります)。

しかも追加料金なしで。

ただし、対象地域は「東京都23区全域、および武蔵野市・三鷹市・調布市・ 狛江市の一部地域」です(同社のお知らせページより;2017年1月時点)。



で、さらに驚いたのが、配達予定時刻を分単位で通知してくれることです。

配達予定時刻を分単位で通知

注文時に指定した「お届け時間帯」になると、以下のようなメールが届きます。



初めてこのメールを目にしたとき、「20時01分頃」という表記を思わず二度見しました。

「20時頃」ならまだ分かりますが「01分頃」という分単位表記。正確なのかあいまいなのかが判然としなかったのです。まぁ、普通に考えて分単位で指定してくるということは正確なのでしょう。

これまでは、注文時に「20:00~21:00」といった時間帯を指定しておき、当日のその時間帯はヘッドホンで耳を塞いでしまうようなことがないようにリマインダーを設定していました。

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荷物の受け取りは不定期に発生するため「今日は荷物が届く」という予定を忘れないようにするために、たすくまに以下のようなリピートタスクを作っています。

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「開始予定」を19:55としているのは「あと5分で荷物を受け取れる体制に移行せよ」というリマインダーの意味を込めています。例えば、ヘッドホンで音楽を聴いていたり、大音量で映画を観ていたりすれば、中断するかボリュームを小さくするなどの対応をとるためのトリガーとなるわけです。

このリマインダーの設定をしなくても済むようになりました。

iPhoneのメールにプッシュ通知で受け取る手順

配達予定時刻の通知は今のところ「deliveryservice@yodobashi.com」というメールアドレスから送られてくるので、このアドレスから届いたメールをGmailのフィルタ設定で、iPhoneにプッシュ通知する専用のメールアドレス宛てに自動転送させるようにしています。



▼Gmailのフィルタ設定



以下のようにiPhoneでプッシュ通知を受け取れます。



「ポスト投函」の場合もあるので「配達完了」の通知も欠かせない

無事、配達が完了すると、以下のようなメールが届きます。



すでに荷物は受け取っているので、事後報告の意味合いになります。

ただ、モノによっては「ポスト投函」の場合もあり、その場合はこの配達完了メールだけが届くので「あ、ポスト投函か」と気づいて、ポストに取りに行くことになります。

届いていることが分かっているので“空振り”の心配がないわけです。



事前連絡とコミットメントの重要性

ピザの宅配でも「いま出ました!」という通知メールが届く時代ですので、日々の仕事においても「いつまでに送ります」という事前連絡とコミットメントがますます重要になると感じています。

▼「配達に出発しました」メール



時刻指定といえば、10年前に以下のような記事も書いています。

» 「週明け」とは、具体的に何日の何時何分を指しますか?

最近、仕事で心がけていることの1つに「時刻指定納品」があります。先方に納品予定時刻をあらかじめ宣言し、これを守るようにする取り組みです。

宅配便各社は、ずいぶん前から時間帯指定での配送を手がけていますが、時間帯よりも精度の高い「時刻指定」です。

(中略)

サービス提供側の立場からすれば、あまりに詳細な約束をしてしまうことは、それが履行できなかった時のリスクを背負い込むことになりますから、気の進まないところです。

「納期は2週間です」と言ってあれば──そこに余裕期間も見込んでいる前提ですが──万一何かが起きても、期間内に対応できるかもしれません。安心です。

でも、その安心がお客さまにとっての不安、ひいては不満につながっていないか。

そんな思いからの「時刻指定納品」のチャレンジを思いついたわけです。


約束した時間を守るには?

約束した時間を守るうえでは『人は、なぜ約束の時間に遅れるのか』という本が参考になります。

人との約束はもちろん、自分との約束が守れないとしたら、何が原因なのか? どうすれば守れるようになるのか? これについて、本書は「視考術」という手法で解説しています。「行動と環境との関係をダイアグラムという図で描いていく」ものです。

たとえば、約束の時間。私たち現代人の生活のあちこちには、まるで地雷のように、約束した時間通りに行動しなければならないことが仕掛けられている。そして、約束の時間によく遅れる人は《だらしない》とみなされる。確かに、一見、《だらしなさ》のせいで約束の時間に遅れたりするように思えるかもしれない。

しかし、約束の時間に遅れる本当の原因は他にある。しかも複数考えられる。人によっても、場面によっても異なるはずだ。約束の時間に遅れることを《だらしなさ》のような、性格や人格の特性──いうなれば《心》の問題──として単純化してしまうと、本当の原因を見失ってしまうし、約束の時間を守るための方法も思いつかない。

それどころか、だらしない自分を責めて自己嫌悪に陥ってしまったり、だらしない他者を責めてイライラしたりするだろう。

約束の時間に遅れる原因を行動と環境との関係に求めていくと、その中には変更可能な要因も見つかってくる。行動と環境との関係が変えられない場合でも、自分や他者がなぜ遅れるのかをあらためて理解することで、自己嫌悪やイライラからは抜け出すことができるだろう。