そこそこのお値段の高級万年筆は、敷居が高くて持ったことがないのですが、1000円前後で買える万年筆なら、いろいろ愛用しています。ボールペンやシャープペンシルの延長と考えて使っています。今までに、シゴタノ!で紹介した万年筆は、「カクノ」だけのようですが。
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先日、Amazonのタイムセールを何気なくチェックしていたら見つけた、OHTOの万年筆「Proud(プラウド)FF-15F」を試してみました。
結論から言うと、とても書きやすいけれど、軸とキャップの関係がいまいちでした。ここは、違和感のない、美しいテープかなにかを軸に巻いて対応できそうな気もしますが、少し細かく紹介していきます。
今回購入した「グレー」という色は、グレーというよりシルバーで、一見したところ高級感もあって、「素敵!」と思いました。軸を外すと、カートリッジが2個入っていました(写真には1個しか写っていませんが)。
このカートリッジが、今まで見たことのある他社製のカートリッジに比べて細い!これは、コンバーターを使って、「自分の好きな色のインクを使うというのは無理かも?」と思ったところ、やはり、Amazonのレビューには、そのことに関する意見がたくさん投稿されていました。
» オート プラウド 万年筆プラウド /グレー 137MM 19.8G FF-15Fグレー
ペン先は、ゴールドでとても美しいです。これで書いている感じは、ちょっと「デキルビジネスマン(ウーマンですが)」という感じがしなくもない。
書き味はとても良いです。しっかりインクが出てくるのですが、ちゃんと細字で、細かい字を書いても文字がつぶれにくい(書いている紙は、カ.クリエです。「万年筆でも裏写りしなくて使いやすいA4三つ折りサイズの「プラス カ.クリエプレミアムクロス」」)手帳の小さい枠に書き込むのに使っても大丈夫そうです。
ただ、キャップが軸にきちんとはまらないのは、ボールペン感覚で使っている身としては、違和感があります。
この写真の状態で、きゅっと留まっていてくれれば良いのですが、浮いてしまうのです。そのため、書くときに、このキャップを軸に乗せたまま書くのは、不安定で書きにくい。かといって、このキャップがない状態では、軸が軽すぎて書きにくい。慣れればいいのでしょうが、重めの軸を頼りに書くくせがあるので、頼りない感じです。
それでも、書きやすいことには変わりないので、なんとか工夫して使っていきたいところです。
» オート プラウド 万年筆プラウド /グレー 137MM 19.8G FF-15Fグレー
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Amazonのタイムセールは、いつも同じものが出ていたり、同じものが時期によって以前よりも安く出ていたり、意外なものが出ていたりと、一筋縄でいかないので、毎日チェックしてしまいます。
▼海老名久美:
フィーリング重視のテクニカルライター。個人ブログは「SPEAQ」。
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