上から文字が書けると謳われていないマスキングテープの上に、文字を書きたくて辿り着いたのが、uni(三菱鉛筆)の「プロッキー(PROCKEY)」です。水性顔料を使ったマーカーで、紙、ガラス、プラスチック、金属などに書くことができます。ツルツルした面に書くと、インクが乾くまで少し待つ必要がありますが、いったん乾いたら、こすっても水がかかっても消えません。
私が使っているのは、細字と極細字のツインタイプで、8色入りのセットです。決め手になった色は「ソフトピンク」。マジックにありがちな、ショッキングピンクではなく、パステル寄りのピンクに一目惚れしました。
紙に書いても裏移りしない
手帳用のマスキングテープでは、上に文字が書けるものもありますが、普通のマスキングテープには、文字が書きにくいことが多いため、限られた選択肢の中から、手帳に使うマスキングテープを選んでいました。
でも、文字が書きにくいテープも使いたいではないですか。そこで、マスキングテープの上に書けるペンを探していました。油性ペンも考えましたが、紙に書くと裏写りしますし、油性ペン独特の匂いが好きではありません。
そこで、プロッキーです。紙に書いて見たところ、発色もきれいで裏写りしません。また、嫌な匂いもしません。これはナイス!
これは、前回紹介したMDノートに書いています(書き心地がなめらかで気持ちいい ミドリカンパニー「MDノート」)。発色は鮮やかで、本体の色味どおりな感じです。
もちろん、マスキングテープの上に書いてもにじまず、乾いてから手帳を閉じれば、色が移ることもありません。極細字なら、6mm幅のマスキングテープの上にも文字が書けました。これで、好きなマスキングテープを手帳に貼っても、上から文字を書けます。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。